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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻2号

2021年02月発行

文献概要

特集 関節可動域評価のABC—治療計画につなぐ応用的解釈まで

股関節の可動域評価のABC

著者: 熊谷匡晃1 浅野昭裕2 猪田茂生3

所属機関: 1三重県厚生連松阪中央総合病院リハビリテーションセンター 2中部学院大学看護リハビリテーション学部理学療法学科 3伊賀市立上野総合市民病院リハビリテーション課

ページ範囲:P.157 - P.163

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Point

●腰椎・骨盤の動きを含めた股関節複合体の可動域と股関節固有の可動域とを比較することで,可動域制限の原因がどちらに存在するのかを判断できる

●制限因子を特定するためには,診療録や画像,問診などの情報を収集し,複数の理学所見を比較,統合して検討することが重要である

●可動域制限の責任部位と病態の明確化により治療方針が明らかとなり,適切な治療方法の選択が可能となる

参考文献

1)吉尾雅春:セラピストのための解剖学—根本から治療に携わるために必要な知識.Sportsmedicine 2013;25:4-26
2)林 典雄,他(監),熊谷匡晃(著):股関節拘縮の評価と運動療法.pp145-154,運動と医学の出版社,2019
3)土井口祐一,他:X線学的骨盤腔形態と骨盤傾斜角.整外と災外1992;41:641-645
4)Matsuyama Y, et al:Hip-spine syndrome:total sagittal alignment of the spine and clinical symptoms in patients with bilateral congenital hip. Spine(Phila Pa 1976) 2004;29:2432-2437
5)梅原隆司,他:骨盤後傾が発症要因と考えられる変形性股関節症.Hip Joint 1995;21:75-79

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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