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臨床のコツ・私の裏ワザ
動脈血ガス分析を深く読むコツ—神経筋疾患症例から学ぶ
著者: 加藤太郎1
所属機関: 1国立精神・神経医療研究センター病院 身体リハビリテーション部
ページ範囲:P.192 - P.193
文献購入ページに移動 動脈血ガス分析(以下,血ガス)を読むためのステップは,① 酸塩基平衡(pH)をみる(アシデミア・アルカレミア),② 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2),重炭酸イオン(HCO3−)をみる(呼吸性・代謝性),③ Anion Gap(AG),補正HCO3−を計算する,④ 代償性変化をみる4つが基本である1,2).
本稿では,神経筋疾患症例の実データ(表)を読み解き,血ガスを深く読むコツを解説する.
本稿では,神経筋疾患症例の実データ(表)を読み解き,血ガスを深く読むコツを解説する.
参考文献
1)加藤太郎:血液ガス分析を極めた呼吸リハは強い—神経難病患者の呼吸障害を理解するために.寄本恵輔(監著):神経難病リハビリテーション100の叡智,第2版.pp 413-417,gene,2019
2)伊藤恭彦,他:代謝性アシドーシス.日内会誌2006;95:853-858
3)曷川 元(編著):実践!早期離床完全マニュアル.pp 100-106,慧文社,2007
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