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連載 診療参加型臨床実習・第2回
入職時に必ず備えておいてほしい能力—診療参加型臨床実習の到達目標
著者: 伊藤義広1
所属機関: 1広島大学病院診療支援部
ページ範囲:P.198 - P.202
文献購入ページに移動 理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の改正に伴う診療参加型臨床実習の導入は,単位数の変更や実習形態の変更という形式的なことではなく,学内・学外教育の目標や手法の変更によって新人理学療法士をどのように育成するか,という問いにあらためて取り組む起点と捉える.本稿では診療参加型臨床実習の到達点とも言える理学療法士として働く際に,今日の職業倫理・職場管理の視点から,入職時に必ず備えておくべき能力(態度,技能,知識)ならびに学内教育で経験し,学ぶことが望ましい事項について述べる.
参考文献
1)日本理学療法士協会:理学療法士の職業倫理ガイドライン.2002
2)日本理学療法士学会コア・カリキュラム検討委員会:理学療法学教育モデル・コア・カリキュラム.2019.http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/about/modelcorecurriculum_2019.pdf(2020年10月1日閲覧)
3)医学教育学会編集委員会:座談会「医学教育における職業教育の視点」.医学教育2019;50:315-328
4)日本理学療法士協会・厚生労働省:実習指導者向け調査結果報告書.2017.https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000182810.pdf(2020年10月11日閲覧)
5)厚生労働省:理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会.2017.https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_452033.html(2018年3月23日閲覧)
6)日本理学療法士協会:臨床実習において学生が実施可能な基本技術の水準について.http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/about/other_20191021.pdf(2020年7月31日閲覧)
7)宮城征四郎:初期臨床研修指導の実践ガイド.羊土社,2006
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