文献詳細
書評
—加藤 浩,山本澄子(編)—「臨床にいかす表面筋電図[Web動画付]—セラピストのための動作分析手法」 フリーアクセス
著者: 遠藤正英1
所属機関: 1桜十字福岡病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.331 - P.331
文献概要
その1つに表面筋電図が挙げられる.表面筋電図は安価に容易に計測できるようになり,かつては動作分析を行い筋活動を推測するという主観的な方法に頼っていた動作時の筋活動が,どのような動作を行ったときに,どこの筋が活動しているかという客観的評価が容易にわかるようになった.客観的評価が可能になったことで,問題点の具体化,それをもとにしてアプローチ方法の見直しなどを行うことが可能になり,より効果のあるリハビリテーションを実践するには必要不可欠なものとなった.しかし,表面筋電図を臨床現場で使用するにあたり,使用方法や解析方法など,使用したことのない人にとってはある種のアレルギーのように感じてしまい,その入り口が狭くなっているのも事実である.
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