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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻4号

2021年04月発行

文献概要

特集 皮神経滑走と運動療法の新知見

ペインクリニックからみた神経絞扼

著者: 北野正悟1 中本達夫2

所属機関: 1関西医科大学総合医療センター麻酔科・ペインクリニック科 2関西医科大学附属病院麻酔科・痛みセンター

ページ範囲:P.402 - P.406

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Point

●神経絞扼による痛みは頻度が高く,慢性痛になるとコントロールが難しい

●ハイドロリリースにより疼痛が緩和される症例では,マクロ・ミクロでの絞扼の関与を推測可能である

●リリースし運動療法を併用することで,より低侵襲な疼痛コントロールが期待される

参考文献

1)大瀬戸清茂,他(監):ペインクリニック診断・治療ガイド,第5版.pp189-194,日本医事新報社,2013
2)Ochoa J, et al:The nature of the nerve lesion caused by chronic entrapment in the guinea-pig. J Neurol Sci 1973;19:491-495
3)Sunderland S:Causative agents. In:Nerves and Nerve injuries, 2nd ed. pp145-187, Churchill Livingstone, Edinburgh, 1978
4)安藤義博:慢性絞扼性神経障害の実験モデル.日整会誌1990;64:633-647
5)Siawash M, et al:Prevalence of anterior cutaneous nerve entrapment syndrome(ACNES)in a pediatric population with chronic abdominal pain. J Pediatr Gastroenterol Nutr 2016;62:399-402

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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