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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻4号

2021年04月発行

文献概要

特集 皮神経滑走と運動療法の新知見

足部の末梢神経と内在筋に対する運動療法

著者: 上田泰久1 佐藤俊彦1

所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部

ページ範囲:P.436 - P.441

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Point

●屈筋支帯の下を走行する脛骨神経や脛骨神経から分岐する内側・外側足底神経は足根管で絞扼性神経障害が生じやすい

●足部内在筋は内側・外側足底神経に支配され,立位姿勢・歩行においても重要な役割を担う

●運動療法では,屈筋支帯の滑走を向上させて内側・外側足底神経の局所的な機能障害を改善させ,さらに足部の形態評価から立位姿勢・歩行の改善へとつなげる

参考文献

1)中野 隆:機能解剖で斬る神経系疾患,第2版.pp359-363,メディカルプレス,2018
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4)門野邦彦,他:下肢救済医療者に知ってほしい歩行における足部の動きと仕組み.日下肢救済足病会誌2018;10:2-7
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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