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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻4号

2021年04月発行

文献概要

Close-up ロボット

産学官連携によるロボット開発—現状と展望

著者: 山田和範1

所属機関: 1パナソニック株式会社テクノロジー本部AI・ロボティクス研究開発

ページ範囲:P.448 - P.452

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はじめに

 高齢化率が27.7%を越え,超高齢社会に突入した日本において,高齢者の医療,介護を支えるリソース不足は深刻である.解決策の1つとしてロボット技術への期待は大きいが,その普及は容易ではない.本稿では,名古屋大学COI(center of innovation)1)における事例を通して,産学官連携による研究開発のプロセスを紹介しつつ,高齢社会に向けたロボット開発の現状と展望を述べる.

参考文献

1)名古屋大学COI:高齢者が元気になるモビリティ社会.http://www.coi.nagoya-u.ac.jp/(2020年12月25日閲覧)
2)総務省:社会課題解決のための新たなICTサービス・技術への人々の意識に関する調査研究.2015.https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/linkdata/h27_06_houkoku.pdf(2020年12月25日閲覧)
3)介護労働安定センター:平成29年度介護労働実態調査.http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/h29_chousa_jigyousho_toukeihyou_t1.pdf(2020年12月25日閲覧)
4)文部科学省,科学技術振興機構:センター・オブ・イノベーションプログラム.2020.https://www.jst.go.jp/coi/etc/COI-pamphlet2020.10JP.pdf(2020年12月25日閲覧)
:http://www.coi.nagoya-u.ac.jp/news/20171127.html(2020年12月25日閲覧)
6)名古屋大学COIドライバエージェント:http://www.coi.nagoya-u.ac.jp/develop/center/mobility/mold(2020年12月25日閲覧)
7)山田和範:AI搭載歩行トレーニングロボットの概要と導入効果,そして将来展望.新医療2019;46:96-99
8)山田和範:自立支援型ロボットは運動療法にいかせるか.人工呼吸2019;36:25-31
9)未来投資戦略2018—「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革.2018.https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/(2020年12月25日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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