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連載 診療参加型臨床実習・第4回
診療参加型臨床実習参加までに修得すべき学生の学習課題—診療参加型臨床実習を効果的に行うための学内教育・支援
著者: 藤澤宏幸1
所属機関: 1東北文化学園大学医療福祉学部リハビリテーション学科
ページ範囲:P.467 - P.471
文献購入ページに移動理学療法士養成課程における臨床実習は,日本で養成が始まったときからすでに診療参加型であった.近年,診療参加型が強調されるようになった理由としては,医師養成課程における臨床実習がいわゆるポリクリとして行われていた経緯が影響している.
戦後,昭和23(1948)年に制定された新医師法に基づきインターン制度がつくられたが,その身分は不安定で,制度に対する批判が多かった.そのため.昭和48(1973)年に医師法が改正されて,医学部卒業時にただちに医師国家試験受験資格が与えられ,医師免許取得後2年以上の臨床研修を受けることが努力義務規定として法制化された.その後,ポリクリとして見学中心の卒前臨床実習が行われていたが,実習における体験の少なさが指摘されていた.
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