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書評
—井樋栄二(著)—「肩学—臨床の「なぜ」とその追究」 フリーアクセス
著者: 工藤慎太郎1
所属機関: 1森ノ宮医療大学
ページ範囲:P.575 - P.575
「はじめに」では,井樋先生の肩学にかかわる歩みがまとめられている.リハビリテーションに関しては,上腕二頭筋長頭の機能や脱臼後の外旋位固定といった今では多くの人が知っているメカニズムや固定方法を井樋先生が生み出されたことと,そこに至る歩みを知ることができる.これは研究者として大変興味がそそられる内容であった.これまで当たり前に行われてきた内旋位固定をどうして外旋位で固定しようと考え始めたのか? これは新たな治療を生み出すために必要なエッセンスを感じることができた.
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