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連載 診療参加型臨床実習・第6回
診療参加型臨床実習の取り組みの現状と展望—回復期大学病院/回復期基幹病院
著者: 児玉慎吾1 村井直人2 末吉勇樹3
所属機関: 1川崎医科大学附属病院リハビリテーションセンター 2ちゅうざん病院臨床教育研究センター 3ちゅうざん病院リハビリテーション療法部
ページ範囲:P.700 - P.705
文献購入ページに移動川崎医科大学附属病院の概要と,診療参加型臨床実習の概念・捉え方
川崎医科大学附属病院(以下,当院)は,回復期リハビリテーション病棟が同施設内にある大学病院であり,急性期だけでなく回復期の理学療法も提供している.理学療法士は33名で,臨床グループ(回復期,整形・消化器・救急,脳神経・循環器,がん疾患)に分かれて業務を行っており,年間20名程度の学生の臨床実習を受け入れている.
多様な経験ができるよう,回復期・急性期の混在した複数のスタッフ(4〜5名)で構成される「学生教育グループ」で学生1名を教育する体制とし,両病期を体験できる診療参加型臨床実習を行っている.学生教育グループ内で検討共有された計画のもと,臨床教育者(clinical educator:CE)は,学生と協働(分担)し理学療法を行うなかで,学生が医療人の姿勢・臨床スキルを段階的に学習できるよう支援している.
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