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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻7号

2021年07月発行

文献概要

連載 診療参加型臨床実習・第7回

診療参加型臨床実習の取り組みの現状と展望—回復期病院/回復期・地域包括ケア病棟

著者: 脇坂成重1 遠藤正英1 小岩幹2 林達也3 斉藤貴志3 小野圭介3

所属機関: 1医療法人福岡桜十字桜十字福岡病院 2社会医療法人北斗法人本部リハビリテーション部 3社会医療法人北斗十勝リハビリテーションセンター理学療法科

ページ範囲:P.802 - P.808

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回復期病院

桜十字福岡病院での診療参加型臨床実習の捉え方

 桜十字福岡病院(以下,当院)では診療参加型臨床実習を,「実習生がチームの一員として診療に参加しながら,理学療法士に必要な技術の習得を行うとともに,人間性を育成していく臨床実習形態」として捉えている.学生には,“臨床でしか経験できないこと”や“実際の患者からしか学べないこと”,現場の理学療法士や患者との一喜一憂を通して“理学療法士としてのやりがい”を感じることで,より強く理学療法士になりたいという気持ちが芽生え,今後の原動力になるような臨床実習にしてもらえたらよいと考えている.そのためにも,養成校と現場がしっかりと連携して,学生の成長を導いていけるような実習環境を整えていく必要があると考える.

参考文献

1)日本理学療法士協会:臨床実習教育の手引き,第6版.pp47-51,2020
2)厚生労働省:第7部リハビリテーション通則.https://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1d_0014.pdf(2020年12月20日閲覧)
3)北海道理学療法士会:第70回北海道理学療法士学術大会プログラム集.pp21,2019
4)小泉幸毅:回復期理学療法モデル.PTジャーナル2010;44:197-204
5)日本理学療法士協会:臨床実習教育の手引き,第6版.pp16-18,2020
6)網本 和:新・指定規則の概要.PTジャーナル2020;54:97-101
7)佐々木嘉光:診療参加型臨床実習への移行.PTジャーナル2020;54:221-224
8)高崎絹子,他(編著):看護学概説.放送大学教育振興会,2010
9)鷹野和美(編):チーム医療論.医歯薬出版,2006
10)中川法一(編):セラピスト教育のためのクリニカル・クラークシップのすすめ,第3版.三輪書店,2019
11)長谷川真人,他:診療参加型臨床実習の実践.PTジャーナル2020;54:331-336
12)理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドラインについて.http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/aboutpt/01_Guideline_181005.pdf(2020年12月20日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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