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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻8号

2021年08月発行

文献概要

特集 がん治療のリアル

がん在宅医療での理学療法—その人らしく,幸せに生ききるために

著者: 杉浦将太1 古俣謙新1

所属機関: 1株式会社メッドインフォマティクス まごころの杜訪問看護ステーション

ページ範囲:P.873 - P.878

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Point

●がんリハビリテーションのニーズが高まり,より個別性の高いアプローチが求められる緩和期にも理学療法士のかかわる機会が増えてきた

●個々の物語を大切にした個別性の高いアプローチだけでなく,専門職としての根拠をもったアプローチが必要である

●その根拠の1つとして個人のQOLの評価指標であるSEIQoL-DWを紹介しながら,がん在宅医療での理学療法士の役割について考察していく

参考文献

1)宮越浩一(編):がん患者のリハビリテーション リスク管理とゴール設定.メジカルビュー社,2013
2)林 章敏:変わるがん治療と診療報酬.ナーシング・トゥデイ2010;25:30-32
3)日経メディカル:徹底討論!「診断時からの緩和ケア」これからどうする.https://medical.nikkeibp.co.jp/all/special2/jspmreport/(2021年6月7日閲覧)
4)Santiago-Palma J, et al:Palliative care and rehabilitation. Cancer 2001;92:1049-1052
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7)O'Boyle CA, et al:Individual quality of life in patients undergoing hip replacement. Lancet 1992;339:1088-1089
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10)日本学術会議臨床医学委員会終末期医療分科会:終末期医療のあり方について—亜急性型の終末期について.2008
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12)増田芳之:近年の支持療法の考え方と理学療法士の役割,理学療法学2019;46(Suppl. 1):31
13)Sekine R, et al:Changes in and associations among functional status and perceived quality of life of patients with metastatic/locally advanced cancer receiving rehabilitation for general disability. Am J Hosp Palliat Care 2015;32:695-702

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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