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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル55巻8号

2021年08月発行

文献概要

特集 がん治療のリアル

がん終末期緩和ケアと理学療法—1.チーム医療のなかで理学療法士が担う役割と姿勢/2.患者・家族の希望の把握と変化への柔軟な対応

著者: 林邦男1 矢木健太郎2

所属機関: 1社会医療法人栄光会地域協働部 2社会医療法人雪の聖母会聖マリア病院

ページ範囲:P.879 - P.885

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1.チーム医療のなかで理学療法士が担う役割と姿勢

はじめに

 本稿では,ホスピス・緩和ケア病棟における理学療法士の役割や終末期がん患者と向き合う際の視座,withコロナ社会のなかで加速する終末期がん患者を支えるフィールドの在宅化傾向とそれも踏まえた終末期リハビリテーションの今後の展望などについて考えを紹介していく.

参考文献

1)清田直人:スピリチュアルペインを考える—意義ある苦悩とそのケア.第21回日本緩和医療学会教育セミナー,2016
2)長谷川貴昭:ホスピス・緩和ケア病棟でのリハビリテーションが終末期患者に与える影響とその望ましい在り方.日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団/「遺族によるホスピス・緩和ケアの質の評価に検する研究」運営委員会(編):遺族によるホスピス・緩和ケアの質の評価に関する研究4(J-HOPE4).pp144-145,2020
3)帚木蓬生(2017):ネガティブ・ケイパビリティ—答えの出ない事態に耐える力.朝日新聞出版,2017
4)Hasegawa T, et al:Rehabilitation for cancer patients in inpatient hospices/palliative care units and achievement of a good death:analyses of combined data from nationwide surveys among bereaved family members. J Pain Symptom Manage 2020;60:1163-1169
1)中 恵美子,他:末期がん患者の希望に関する研究.死の臨床1998;21:76-79
2)矢木健太郎,他:緩和ケア病棟におけるリハビリテーション実施患者の希望の調査および離床耐久性と予後予測スコアとの関係.Palliative Care Research 2017;12:801-806
3)松岡洋人,他:末期がん患者の臨床経過.外科治療2007;96:885-890

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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