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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻10号

2022年10月発行

文献概要

書評

—奥田憲一,松田雅弘,三浦利彦(責任編集)—「—15レクチャーシリーズ 理学療法テキスト—小児理学療法学」

著者: 田中弘志1

所属機関: 1心身障害児総合医療療育センター

ページ範囲:P.1215 - P.1215

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 理学療法の対象は高齢者を中心とした成人が多く小児は比較的少ない.小児の分野では「ハビリテーション」という言葉が用いられることがある.成人の理学療法が主にリハビリテーションによって元の状態に近づけることが目標になることに対し,小児の理学療法で行われるハビリテーションは先天性障害などに対して患者がもっている機能を生かして個々に応じて目標設定を行い,治療を行うことである.

 小児の理学療法が難しいという印象をもつ人が多いことは,この個々に応じて目標を設定してハビリテーションを行うことの難しさのためではないかと考える.本書はまさに先天性疾患に対し,個々の目標設定を行うための多くの情報が示されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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