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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 回復期リハビリテーション病棟 これからの役割と戦略

回復期リハビリテーション病棟における活動性向上のための工夫

著者: 福江亮1

所属機関: 1西広島リハビリテーション病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.1290 - P.1298

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Point

●高齢化・重症化していく入院患者に対し,限られた期間内に住み慣れた地域にソフトランディングさせるためには,多職種が連携し安全かつ段階的に患者の活動性を高めていく

●患者の活動性を高める工夫として,リハビリテーション時間以外の過ごし方について目標を設定し,共有する

●入院中だけでなく,退院後の活動性の維持・向上が重要である.退院後の環境を想定した施設外練習や,退院後の転倒防止などリスク管理の視点も活動性向上に必要である

参考文献

1)岡本隆嗣:回復期リハビリテーション病棟における医師の役割.J Clin Rehabil 2022;31:337-346
2)岡本隆嗣:巻頭言 分岐点に立つ回復期リハビリテーション病棟.回復期リハ2013;11:3-3
3)福江 亮,他:転倒転落に対する当院の取り組み—システム変更に至った事例紹介と活動性向上の工夫.日転倒予会誌2022;8:27-31
4)岡本隆嗣:回復期リハビリテーション病棟における多職種連携.Jpn J Rehabil Med 2021;58:482-489
5)近藤国嗣:回復期リハビリテーション医療の課題と展望.J Clin Rehabil 2022;31:309-317
6)福江 亮:ADL向上を目指すセラピストと看護の協働—「セラマネ」はリハチームでどんな役割を果たす? リハビリナース2018;11:584-588
7)障害者福祉研究会(編):国際生活機能分類(ICF)—国際障害分類改定版.pp3-21,中央法規出版,2002
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9)漆谷直樹,他:回復期作業療法における施設外訓練.OTジャーナル2021;55:1130-1135
10)岡本隆嗣,他:リハビリテーション専門病院における安全管理.J Clin Rehabil 2013;22:976-986
11)塩澤和人,他:退院後生活空間の広がりに影響を及ぼす要因—退院直前の歩行能力,ADL,環境整備,自己効力感の観点から.理療臨研教2014;22:21-26
12)野村めぐみ,他:回復期リハビリテーション病棟患者における入院前と退院後のIADL実施頻度と退院時に予測したIADL実施頻度の比較.作業療法2021;40:12-20
13)漆谷直樹:日本語版SR-FAI Frenchay Activities Index.リハビリナース2018;11:111-114

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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