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連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第7回
在宅復帰 車椅子
著者: 髙原剛1
所属機関: 1季美の森リハビリテーション病院リハビリテーション療法科
ページ範囲:P.1474 - P.1479
文献購入ページに移動 今回紹介する方は,○月○日に右被殻出血により左片麻痺,高次脳機能障害を呈し,2週間後に季美の森リハビリテーション病院(以下,当院)に転院し,退院後2か月程度経過した60歳台の女性です.発症前は専業主婦として家事全般を行っており,自転車で買い物に行っていました.家族構成は,夫と二人暮らしです.病前の家屋状況としては,2階が居住スペースで,玄関前に3段の段差,1階から2階に上がる階段には上り右側に手すりが設置されています.居住スペース内には客間のみ敷居の段差があり,トイレと浴室内には手すりが設置されています.寝具はベッドを使用していました.
参考文献
1)金谷春之,他:高血圧性脳出血における新しいNeurological GradingおよびCTによる血腫分類とその予後について.脳卒中の外科研会講集1978;7:265-270
2)金谷春之,他:高血圧性脳出血の外科的療法と治療成績.脳と神経1984;36:847-857
3)田崎義昭,他:ベッドサイドの神経の診かた,改訂18版.南山堂,2010
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