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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻2号

2022年02月発行

文献概要

連載 とびら

受けた恩は次の世代へ

著者: 平田和彦1

所属機関: 1広島大学病院診療支援部リハビリテーション部門

ページ範囲:P.143 - P.143

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 当院では養成校を卒業した人を研修生として受け入れている.今年も当院で研修を終えた研修生たちが巣立っていく.研修を終えた顔は皆いつも晴れやかだ.巣立っていく子らの顔を見ながら,また「伝えるべきことは十分伝えられただろうか?」と自問する.

 医療職の育成には相応のコストが必要である.医師では2年,看護師では1年の卒後研修期間が設けられている.指導者のもとで知識と技術を学び,さらには先輩たちの振る舞いを見て,医療職としての心構えを身につける.理学療法士には法で定められた制度こそないものの,理学療法の知恵と技,そして医療に携わる者としての心構えは脈々と受け継がれてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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