文献詳細
文献概要
連載 スポーツ外傷・障害の予防・第3回
シンスプリント
著者: 中宿伸哉1
所属機関: 1吉田整形外科病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.346 - P.347
文献購入ページに移動はじめに
シンスプリントは,主に繰り返されるジャンプやランニングによって脛骨内側縁中下1/3に生じる疼痛である.Medial tibial stress syndrome(MTSS)または脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれている.脛骨疲労骨折は,その初期症状や発生機序がシンスプリントと類似するため,理学所見に加え定期的な観察が必要である.
シンスプリントは,主に繰り返されるジャンプやランニングによって脛骨内側縁中下1/3に生じる疼痛である.Medial tibial stress syndrome(MTSS)または脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれている.脛骨疲労骨折は,その初期症状や発生機序がシンスプリントと類似するため,理学所見に加え定期的な観察が必要である.
参考文献
1)Yates B, et al:The incidence and risk factors in the development of medial tibial stress syndrome among naval recruits. Am J Sports Med 2004;32:772-780
2)Hamstra-Wright KL, et al:Risk factors for medial tibial stress syndrome in physically active individuals such as runners and military personnel:a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med 2015;49:362-369
3)中宿伸哉,他:当院で扱ったシンスプリントのタイプ分類と足底挿板の成績について.靴医学2007;20:40-43
4)中宿伸哉:スポーツ障害に対する運動療法—その適応と実際,下腿.臨スポーツ医2015;32:780-785
掲載誌情報