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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻4号

2022年04月発行

文献概要

連載 理学療法のスタート—こうやってみよう,こう考えていこう・第4回

動作介助は介助量が多いつもりで—起居動作能力評価と練習/「立ちましょう」という前に立てるのか? 歩けるのか? 歩いて戻れるのか?

著者: 植野拓1

所属機関: 1千鳥橋病院リハビリテーション技術部

ページ範囲:P.468 - P.472

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新人さんではない指導者の方へ

 COVID-19の蔓延により,臨床実習は大きく影響を受けました.実習の制約は,学生が理学療法士へ,新人が理学療法士へ変貌する過程で大切なことは何かを振り返るきっかけになったとも言えます.

 新人理学療法士の緊張と戸惑いの要因は,技術的なことや患者さんとの対話など,さまざまです.しかしCOVID-19に臨床実習の機会を制約された本人たちは,それ以前の新人との違いを実感することはできません.私たち現場指導者は,新人なら当然のことまで「実習経験量のせい」と捉えてしまうかもしれません.

 本連載は,入職1,2年目の新人理学療法士を応援すべく,日常の臨床で出会うエピソードを提示し,理学療法のおもしろさ・難しさ・ポイントを伝えたい,と企画しました.

参考文献

1)公益社団法人日本理学療法士協会:理学療法士の職業倫理ガイドライン.https://www.japanpt.or.jp/assets/pdf/about/disclosure/02-gyomu-03rinrigude2.pdf(2022年2月17日閲覧)
1)大築立志,鈴木三央,柳原 大(編著):姿勢の脳・神経科学—その基礎から臨床まで.市村出版,2011
2)長田悠路:脳卒中片麻痺の基本動作分析—バイオメカニクスから考える動作パターン分類と治療法の選択.メジカルビュー社,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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