理学療法ジャーナル56巻5号

2022年05月発行

特集 動作分析と臨床のマッチング

動作分析機器と入門

著者： 千代丸正志¹

所属機関： ¹文京学院大学保健医療技術学部

ページ範囲：P.503 - P.507

Point

●動作分析機器により計測可能な運動学・運動力学的指標は，理学療法士が姿勢や動作を分析する際に必須の基準となる

●各動作分析装置の利点と欠点を理解した機器の選択が重要である

●大切なのは臨床での動作分析能力であり，動作分析機器はその能力を高めるツールにすぎない

参考文献

1）福井　勉：基本動作の生体力学と臨床への応用ポイント．理学療法2010；27：289-296

2）三宅美博，他：慣性センサを用いるウェアラブル歩行分析システムと臨床応用．PTジャーナル2021；55：887-893

3）金　承革：安価な慣性センサを活用した空間距離時間因子の計測による歩行分析の活用事例．日義肢装具会誌2019；35：36-40

4）白銀　暁：理学療法場面における簡便な機器を用いた運動計測．理療臨研教2015；23：9-15

5）対馬栄輝，他：動作解析の進歩—デジタルカメラによる動作解析．J Clin Rehabil 2014；23：1196-1203

6）塚田晋太朗，他：二次元動作解析ソフトの使用方法—ImageJとKinoveaの紹介．中部リハ誌2016；11：12-21

7）江原義弘：使いたいVICON．バイオメカニズム会誌2008；32：107-111

8）内山　靖，他（編）：計測法入門—計り方，計る意味．pp156-176，協同医書出版，2001

9）山田英司：三次元動作解析装置の活用法．医療と検機器・試薬2018；41：78-82

10）インターリハ株式会社：NEXUSマニュアル（Ver1.4）．2009

11）殷　祥洙，他：赤外線カメラによる動作解析．J Clin Rehabil 2014；23：798-809

12）臨床歩行分析研究会（監），江原義弘，他（編）：臨床歩行計測入門．pp139-169，医歯薬出版，2008

13）インターリハ株式会社計測事業部：The measuring method of the Plug-in Gait．2015