文献詳細
文献概要
特集 動作分析と臨床のマッチング
日常生活にかかわる動作分析
著者: 藤澤宏幸1
所属機関: 1東北文化学園大学医療福祉学部
ページ範囲:P.548 - P.554
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●日常動作の運動パターンは,解剖学的拘束,バランスによる拘束条件下で,エネルギーコストを最小化するように形成され,定型性を示す
●機能不全が拘束条件に加わることで定型性からの逸脱が生じ,動作分析では逸脱を手がかりに機能不全を推定する
●日常動作分析と特定課題分析を組み合わせることにより,効率的に機能不全の可能性を絞り込むことが可能となる
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年5月31日).
●日常動作の運動パターンは,解剖学的拘束,バランスによる拘束条件下で,エネルギーコストを最小化するように形成され,定型性を示す
●機能不全が拘束条件に加わることで定型性からの逸脱が生じ,動作分析では逸脱を手がかりに機能不全を推定する
●日常動作分析と特定課題分析を組み合わせることにより,効率的に機能不全の可能性を絞り込むことが可能となる
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年5月31日).
参考文献
1)藤澤宏幸(編):日常生活活動の分析—身体運動学的アプローチ,第2版.pp3-9,医歯薬出版,2020
2)藤澤宏幸,他(編):観察による運動・動作分析演習ノート.pp7-13,医歯薬出版,2009
3)藤澤宏幸(編):データに基づく臨床動作分析.pp2-53,文光堂,2016
4)藤澤宏幸:観察による運動・動作分析—イチから始める!イチから振り返る!動作分析!(ビデオ教材).ジャパンライム,2018
5)藤澤宏幸,他:脳卒中片麻痺患者におけるFunctional Reach Testと片脚立位保持時間の測定の意義—歩行能力との関係に着目して.理学療法学2005;32:416-422
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