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連載 画像評価—何を読み取る? どう活かす?・第6回
人工膝関節全置換術
著者: 森田伸1
所属機関: 1香川大学医学部附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.615 - P.618
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患者:70歳台,男性
診断名:両側変形性膝関節症(Kellgren-Lawrence分類:右Grade Ⅳ,左Grade Ⅳ)
現病歴:6年前頃より両膝関節の疼痛に対して保存的治療を受けていたが,疼痛が改善せず徐々に両膝関節可動域制限,歩行困難となり当院整形外科を受診した.右膝関節に対して人工膝関節全置換術[total knee arthroplasty:TKA,デザイン:後十字靱帯(posterior cruciate ligament:PCL)温存型(CR型),関節展開:medial parapatellar approach]が施行された.術側の膝関節可動域(他動)として,術前は屈曲130°,伸展−10°,術中(麻酔下)屈曲135°,伸展0°,術後3週屈曲115°,伸展0°であった.
既往歴:高血圧症,骨粗鬆症,変形性脊椎症
患者:70歳台,男性
診断名:両側変形性膝関節症(Kellgren-Lawrence分類:右Grade Ⅳ,左Grade Ⅳ)
現病歴:6年前頃より両膝関節の疼痛に対して保存的治療を受けていたが,疼痛が改善せず徐々に両膝関節可動域制限,歩行困難となり当院整形外科を受診した.右膝関節に対して人工膝関節全置換術[total knee arthroplasty:TKA,デザイン:後十字靱帯(posterior cruciate ligament:PCL)温存型(CR型),関節展開:medial parapatellar approach]が施行された.術側の膝関節可動域(他動)として,術前は屈曲130°,伸展−10°,術中(麻酔下)屈曲135°,伸展0°,術後3週屈曲115°,伸展0°であった.
既往歴:高血圧症,骨粗鬆症,変形性脊椎症
参考文献
1)谷口匡史,他:関節可動域評価のABC.PTジャーナル2021;55:134-141
2)山田英司,他(編):人工膝関節全置換術の理学療法.pp44-57,文光堂,2018
3)廣島和夫,他:これでわかる整形外科X線計測.p198,金原出版,1986
4)腰野富久:膝蓋・大腿関節障害の病態と治療.日本リウマチ・関節外科学会雑誌1987;6:173-180
5)丹羽滋郎:人工膝関節の可動域の改善.骨・関節・靱帯1999;12:965-968
6)日本理学療法士協会:変形性膝関節症.理学療法診療ガイドライン第1版(2011).2011.http://jspt.japanpt.or.jp/upload/jspt/obj/files/guideline/11_gonarthrosis.pdf(2022年1月閲覧)
7)佐藤広生,他:CR型TKAの大腿骨コンポーネントのロールバックについて.整外と災外2001;50:690-693
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