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連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第1回【新連載】
臨床実習におけるゴール設定を考える
著者: 金谷さとみ1
所属機関: 1城西国際大学福祉総合学部理学療法学科
ページ範囲:P.723 - P.725
文献購入ページに移動正答率99%は何のこと?
理学療法を実施するなかでの私の最大の目標は,「患者の正確なゴール設定ができる」ということであった.一人の患者を評価してゴール設定した後,それが現実的に達成できたかという割合を正答率とすれば,若い頃は正答率70%程度だったものが年をとるごとに90%をゆうに超えるようになった.
正答率を高めて楽しんでいるのではなく,科学的な理学療法を提供するためである.目標もなく,ただ漫然と理学療法を実施するなら,方法をまねて誰にだって理学療法はできる.正答率100%とは言わないが,99%にするために「さまざまな研究」が日々行われているとも言えるのである.では,正答率を高めるものを具体的に挙げてみよう.
理学療法を実施するなかでの私の最大の目標は,「患者の正確なゴール設定ができる」ということであった.一人の患者を評価してゴール設定した後,それが現実的に達成できたかという割合を正答率とすれば,若い頃は正答率70%程度だったものが年をとるごとに90%をゆうに超えるようになった.
正答率を高めて楽しんでいるのではなく,科学的な理学療法を提供するためである.目標もなく,ただ漫然と理学療法を実施するなら,方法をまねて誰にだって理学療法はできる.正答率100%とは言わないが,99%にするために「さまざまな研究」が日々行われているとも言えるのである.では,正答率を高めるものを具体的に挙げてみよう.
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