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臨床のコツ・私の裏ワザ
深層外旋筋から考える股関節屈曲可動域制限の捉え方のコツ
著者: 辻川勇次1 清水正一1
所属機関: 1あずまリウマチ・内科クリニック
ページ範囲:P.744 - P.745
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股関節は大腿骨と臼蓋からなる臼状関節であり,関節の構造上幅広い可動域を有している.しかし,その反面,荷重関節であり可動域だけでなく安定性も必要とされる関節である.特性上,幅広い関節可動域を有しているため可動域制限が生じるとさまざまな動作が制限され,代償動作が出現することにより二次的な機能不全につながる.そのため,股関節の可動域制限を早期に改善することが臨床上重要であると考えられる.本稿では臨床上よく接する股関節の屈曲可動域制限の捉え方について,深層外旋筋に着目しながら報告する.
股関節は大腿骨と臼蓋からなる臼状関節であり,関節の構造上幅広い可動域を有している.しかし,その反面,荷重関節であり可動域だけでなく安定性も必要とされる関節である.特性上,幅広い関節可動域を有しているため可動域制限が生じるとさまざまな動作が制限され,代償動作が出現することにより二次的な機能不全につながる.そのため,股関節の可動域制限を早期に改善することが臨床上重要であると考えられる.本稿では臨床上よく接する股関節の屈曲可動域制限の捉え方について,深層外旋筋に着目しながら報告する.
参考文献
1)佐藤香緒里,他:健常人における股関節外旋筋群が股関節屈曲に及ぼす影響.理療科2008;23:323-328
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