文献詳細
文献概要
連載 とびら
理学療法士としての「志」
著者: 千葉恒1
所属機関: 1北海道社会事業協会 介護老人保健施設ふらの
ページ範囲:P.757 - P.757
文献購入ページに移動 「志」とは,辞書によれば「心の向かうところ」とある.理学療法士という職業に就き,20年以上が経過した.
私が理学療法士になった当時は,知識や技術を習得するため,教科書や文献を読みあさったものだ.参加した研修会も数知れない.担当患者さんの歩行動画を同僚と繰り返し見たり,時には他院の先輩理学療法士のもとを訪れアドバイスをいただいたりしたこともあった.このような日々を繰り返していたので,毎日帰りも遅く,休日も家を空けることが多かった.家族,特に妻には随分と迷惑をかけたと思う.それでも研鑽に励んだのは,理学療法士として目の前の患者さんを少しでもよくしたい,私の心の向かうところはそこにあった.
私が理学療法士になった当時は,知識や技術を習得するため,教科書や文献を読みあさったものだ.参加した研修会も数知れない.担当患者さんの歩行動画を同僚と繰り返し見たり,時には他院の先輩理学療法士のもとを訪れアドバイスをいただいたりしたこともあった.このような日々を繰り返していたので,毎日帰りも遅く,休日も家を空けることが多かった.家族,特に妻には随分と迷惑をかけたと思う.それでも研鑽に励んだのは,理学療法士として目の前の患者さんを少しでもよくしたい,私の心の向かうところはそこにあった.
掲載誌情報