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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻7号

2022年07月発行

文献概要

特集 人工関節置換術後の理学療法

人工関節置換術後の歩行分析と理学療法—人工股関節

著者: 対馬栄輝1

所属機関: 1弘前大学大学院保健学研究科

ページ範囲:P.764 - P.771

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 人工股関節全置換術後の症例に対する歩行分析と歩行練習の例を挙げて解説した.対象者の障害像はさまざまであり,典型的な分析方法や運動療法は考えられない.常に個別対応を念頭に置く基本は忘れてはならない.歩行分析では,いくら現象を正しく捉えられても目的は達成できない.経験と推論過程に委ねるほかはないのである.観察に基づく原因探索のための推論,確認のための機能的評価を繰り返す作業が必要である.

参考文献

1)長崎 浩:動作の進化,解体そして再建—動作分析概論.理学療法2002;19:879-882
2)股関節機能障害理学療法ガイドライン.日本理学療法士協会(監),日本理学療法学会連合理学療法標準化検討委員会ガイドライン部会(編):理学療法ガイドライン,第2版.pp397-423,医学書院,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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