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特集 住まいとくらし—理学療法士の環境づくり
脊髄損傷者の住まいとくらし
著者: 延本尚也1
所属機関: 1兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリ療法部理学療法科
ページ範囲:P.905 - P.913
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●脊髄損傷完全麻痺者(以下,脊損者)は,残存機能や動作能力,生活様式に応じた適切な環境設定を行うことで,ADLの自立や積極的な社会参加が可能となる
●適切な環境設定を行うためには,脊損者特有の動作方法を十分に理解しておく必要がある.特に,四肢麻痺かつ膀胱直腸障害を有する頸髄損傷者の場合には,トイレ環境の整備が重要となる
●福祉サービスを含めた実際の住環境,くらしを知ることで,眼前の脊損者の在宅・社会復帰支援に役立てることができる
●脊髄損傷完全麻痺者(以下,脊損者)は,残存機能や動作能力,生活様式に応じた適切な環境設定を行うことで,ADLの自立や積極的な社会参加が可能となる
●適切な環境設定を行うためには,脊損者特有の動作方法を十分に理解しておく必要がある.特に,四肢麻痺かつ膀胱直腸障害を有する頸髄損傷者の場合には,トイレ環境の整備が重要となる
●福祉サービスを含めた実際の住環境,くらしを知ることで,眼前の脊損者の在宅・社会復帰支援に役立てることができる
参考文献
1)国土交通省:高齢者,障害者等が円滑に利用できるようにするために誘導すべき建築物特定施設の構造及び配置に関する基準を定める省令.2021.https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/content/001390257.pdf(2022年3月30日閲覧)
2)一木愛子:排泄.神奈川リハビリテーション病院脊髄損傷リハビリテーションマニュアル編集委員会(編):脊髄損傷リハビリテーションマニュアル,第3版.p184,医学書院,2019
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