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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル56巻9号

2022年09月発行

連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第4回

在宅復帰 歩行自立

著者: 那須高志1

所属機関: 1越谷誠和病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.1088 - P.1092

文献概要

 Aさんは85歳の男性,身長160cm,体重47kgです.8月中旬,自転車運転中に転倒し,大腿骨頸部骨折(Garden分類Ⅱ)を受傷しました.翌日,骨接合術(ハンソンピンロック)が施行され,3週間後に退院し,約2か月が経過しました.

 お仕事は定年を迎えた後,していません.妻と二人暮らしで,散歩やスーパーマーケットでの買い物が趣味です.手術直後のAさんの希望は「受傷前と同様の暮らしがしたい」でした.

参考文献

1)谷 勇介,他:大腿骨近位部骨折術後の歩行能力と関連する要因—患側荷重率に着目して.高知リハビリテーション学院紀要2011;12:45-49
2)海老原恵理,他:大腿骨近位部骨折の手術法の違いによる術後成績について—γネイル固定と人工骨頭置換術の比較.愛知理療会誌2017;29:3-7
3)那須高志,他:大腿骨近位部骨折患者の術後7日目における荷重時痛を予測する因子の検討—人工骨頭置換術と骨接合術の違いに着目して.理学療法—臨床・研究・教育2022;29:25-27
4)木下大輔:大腿骨近位部骨折術後の退院時歩行能力を規定する因子の検討.日臨救急医会誌2020;23:32-35
5)川端悠士,他:大腿骨近位部骨折例における段差昇降能力に影響を及ぼす因子.日農医誌2020;63:986-994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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