本特集では,ここ数年で頻回に耳にするようになった「ACP」について,さまざまな視点,疾患,立場からまとめていただきました.近年,理学療法士が長期にわたって患者と深くかかわる機会が増えましたが,人生の最期にかかわることはまだまだ経験不足です.本特集で「患者一人ひとりの刻一刻と変化する意思に寄り添い,日頃の話し合いを通して価値観の共有を図るプロセス」であるアドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)について理解を深め,生活機能を支える理学療法士の存在意義を議論する機会にしていただきたいと思います.
雑誌目次
理学療法ジャーナル57巻10号
2023年10月発行
雑誌目次
特集 ACP—個人の人生史を尊重し受け入れる
ACP(Advance Care Planning;アドバンス・ケア・プランニング)—より豊かな医療者-患者関係を築くための実践のすすめ
著者: 木澤義之
ページ範囲:P.1160 - P.1164
Point
●アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)とは本人の価値観を今後の治療やケアに反映させるための話し合いである
●ACP開始のタイミングとその話し合いの内容は,本人の準備状態に合わせて行う
●患者の意向を家族などが代弁できるように,患者-家族間の話し合いを促進するとよい
理学療法倫理とACP
著者: 堀寛史
ページ範囲:P.1165 - P.1169
Point
●哲学・倫理学として理学療法を捉えたときに,当事者性の課題,物語的自己をもつ主体としての人間(対象者)についても考えていく必要がある
●医療者は迷いがあるときに実在論と構築論のどちらに自分が今立っているのかをメタ認知する必要がある
●結論を急ぎすぎず,対象者が自らの意思で決めつつ,自ずから立ち現れる答えをともに待つことも日本文化的な当事者性の尊重である
がん患者のACPと理学療法
著者: 上野順也
ページ範囲:P.1170 - P.1175
Point
●「がんとともに生きる,治療を選択する,最終段階を見据える」をサポートする
●がん患者の理学療法には,対話と傾聴が欠かせない
●医療の進歩と医療倫理を踏まえたACPを理学療法士も支える
心不全患者のACPと理学療法
著者: 阿部隆宏
ページ範囲:P.1176 - P.1183
Point
●心不全患者に対する緩和ケアには基本的緩和ケアと専門的緩和ケアがある
●基本的緩和ケアは,① 症状緩和,② 多職種チームによる全人的苦痛の評価とケア,③ アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)からなる
●基本的緩和ケアは心不全診療チームによって提供されるものであり,チームの一員として積極的に参加するためにも理学療法士は正しい知識と理解を身につける必要がある
慢性呼吸器疾患患者のACPと理学療法
著者: 川越厚良 , 菅原慶勇
ページ範囲:P.1184 - P.1189
Point
●非がん性呼吸器疾患(non-malignant respiratory disease:NMRD)患者における終末期の判断は難しく,アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)は診断された日から,できる限り早いうちに導入する
●呼吸リハビリテーションはACPに必要なコミュニケーションを図る重要なプラットフォームとなり,安定期から始められるとともに主たる柱となる
●終末期における理学療法は「症状の緩和」を念頭に,患者個々の要望,価値観,思いに配慮した呼吸器疾患特有の手技・動作指導が求められる
急性期病院におけるACPと理学療法—救命救急センターでのACP
著者: 齊藤彬 , 高橋哲也 , 横堀將司 , 青柳陽一郎
ページ範囲:P.1190 - P.1196
Point
●アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)を行っていくなかで,急変時の対応を決定するまでのプロセスを理解し,代理意思決定者が誰で,現在どこまでACPが進んでいるかを把握することは重要である
●各用語の意味を正しく理解したうえで多職種カンファレンスに必要な情報を収集する
●集中治療後症候群(post-intensive care syndrome:PICS)の各症状の発症率や機能予後を把握し,評価をもとに多職種カンファレンスで情報提供し,目標設定をチームの一員として行うことが重要である
在宅医療におけるACPと理学療法
著者: 中田隆文
ページ範囲:P.1197 - P.1203
Point
●高齢者の在宅医療における理学療法のかかわりは主に訪問リハビリテーションとして実施され,身体機能を維持・向上することによる活動・参加の実現に意義がある
●高齢者の在宅医療では特に終末期に特化したアドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)が重要となるが,対象者の基礎疾患,病期,背景因子などにより支援の方法や内容が異なり,ACPが在宅で完結するとは限らない
●人生の終末期の理学療法は主として症状緩和と希望する生活を併存させることにあり,訪問リハビリテーション実施計画書作成において評価・計画・実践される
Close-up NICU
NICUと医療安全
著者: 守岡義紀
ページ範囲:P.1206 - P.1211
はじめに
新生児集中治療室(neonatal intensive care unit:NICU)におけるリハビリテーションの普及に伴い理学療法士による活動・介入報告は増加傾向にある.埼玉医科大学総合医療センター(以下,当院)は,約1,000床の病床数を有する三次救急病院かつ総合周産期母子医療センターである.当院NICUの病床数は60床を超える.NICUでは専任理学療法士あるいは小児専属の理学療法士が小児チームとして活動しており,当院独自で作成したクリニカルパスをもとに早期からの理学療法を提供している(表1).
NICUに入院中の児の多くは,呼吸や循環動態が不安定であり常に重症管理を要する.NICUでは,高度な医療機器の使用による全身管理を必要不可欠としているなかで,病態や週数に応じて医師や看護師,理学療法士,臨床工学技士,薬剤師が多職種で連携しながら日々,安全な医療を提供している.
NICUでの理学療法士がかかわったインシデント事例として,日本医療機能評価機構(2023年4月時点)は,陳旧性骨折の発見,ギプス治療中の骨折,挿管管理中の児への関節可動域練習中の酸素飽和度(SpO2)低下の3件を報告している1).当院の小児チームでは,2014年頃から医療安全の取り組みの一つとしてインシデントレポートを積極的に活用することにした結果,インシデントレポートの年間平均報告件数は,2014〜2021年の過去8年間で年間50件であった.われわれはNICUにおける理学療法士の医療安全をテーマにした活動報告として,介入中の啼泣に伴うバイタルサインの変動や体動に伴う気管挿管チューブや経管栄養チューブの事故抜去を報告している2).これらのことから,NICUに従事する理学療法士にとって医療安全の視点は必要不可欠であり,医療安全文化を醸成していく取り組みが重要であると考える.
本稿では,当院NICU勤務の理学療法士が,安全に診療を提供するために行っている取り組みについて述べる.
NICUの個別発達ケア
著者: 藤本智久
ページ範囲:P.1212 - P.1215
はじめに
近年,新生児集中治療室(neonatal intensive care unit:NICU)では,発達ケア(developmental care:DC)が一般的に行われ,発達支援の一助となっている.そのなかでも NICU で行う個別的発達ケアとは,新生児の行動をもとにして行う DC であり,これを包括的に行っているのがnewborn individualized developmental care and assessment program(NIDCAP)である.本稿ではNIDCAPに基づいた痛みのケア,運動感覚を促すケアについて述べる.
NICUにおける予防的視点—早産児における位置的頭蓋変形の予防
著者: 内尾優
ページ範囲:P.1216 - P.1221
近年,新生児医療の進歩とともに早産・低出生体重児の新生児死亡率は低下し,生存退院数が増加している1,2).そのなかでも体重1,500g未満で出生した極低出生体重児や在胎期間28週未満の超早産児は増加傾向にある.極低出生体重児や超早産児は,正期産児に比し脳性麻痺や発達障害などの神経学的予後のリスクが高いこと,発達全般が遅延すること,医療的ケアが必要になる頻度が高いなど長期的な障害や合併症の問題を有している3,4).その問題の一つとして,早産・低出生体重児において生じ得る位置的頭蓋変形が挙げられる.
位置的頭蓋変形とは,乳児の頭蓋がある一定以上に外因により変形した状態をいう.最近では,長期的な運動発達や歯の噛み合わせ,視野との関連が指摘されており,位置的頭蓋変形は見た目の問題,単なる乳幼児期の一過性の問題として捉えることができなくなっている.
連載 とびら
1cm上をめざして
著者: 中島愛
ページ範囲:P.1155 - P.1155
私の子どもの頃の夢は「小学校の先生になること」でした.充実した学校生活があったからだと思います.ところが大学受験を目前にした冬,叔母が劇症肝炎で亡くなりました.子どもたちを残し,あっと言う間に旅立ってしまいました.この出来事から一気に医療へ関心が向き,理学療法士をめざすことにしました.
大学病院での実習はとても刺激的でした.そこで担当した患者さんが劇症肝炎から回復した女性でした.必死になって回復のサポートをしたのを覚えています.患者さんの人生を支える仕事として大きな責任を感じました.
単純X線写真 読影達人への第一歩・第7回
胸部大動脈瘤
著者: 中尾周平 , 窪薗琢郎
ページ範囲:P.1147 - P.1152
症例情報
●患者情報:80歳台,男性,要支援1(デイケア1回/週),喫煙・飲酒歴不明.
●現病歴:大動脈弓部囊状動脈瘤の診断で近医通院中であったが,X−1年半より自己中断.X年に意識消失を主訴に近医へ救急搬送され,造影 computed tomography(CT)検査で動脈瘤拡大を認めた.その後,手術目的に当院へ入院となった.胸部大動脈瘤の弓部大動脈置換術(オープンステントグラフト)後.
●身体所見:身長148.0cm,体重49.0kg,Body Mass Index(BMI)22.4kg/m2,血圧163/80mmHg,心拍数95回/分,酸素飽和度(SpO2)96%(室内気),体温36.7℃,呼吸音 清,副雑音なし,末梢冷感なし,末梢浮腫なし.
●既往歴:肺気腫,アルツハイマー型認知症,慢性腎不全,逆流性食道炎.
●内服薬:ガランタミン臭化水素酸塩,メマンチン塩酸塩,ボノプラザンフマル酸塩.
●血液生化学検査:白血球(WBC)10,930/μL,ヘモグロビン(Hb)13.5g/dL,推算糸球体濾過量(eGFR)56.2mL/分/1.73m2,C-reactive protein(CRP)0.58mg/dL,アルブミン(Alb)3.2g/dL,プロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)0.91,Dダイマー10.8μg/mL.
●呼吸機能検査:%肺活量101.6%,一秒率58.55%.
●足関節上腕血圧比:右1.09,左1.14.
インシデント,ヒヤリハットから学ぼう・第4回
ベッドサイドにおける転倒・転落インシデントレポートと転倒・転落予防策
著者: 射場靖弘 , 尾﨑まり , 萩野浩
ページ範囲:P.1223 - P.1226
転倒・転落インシデントレポートの状況
日本医療機能評価機構「医療事故情報収集等事業」では,2020年の事故報告中,転倒・転落インシデントは20.5%で,治療・処置31.5%の次に多かった1).1999年の厚生科学研究において分析可能であった1,540件のうち,床に体がついた1,071件の発生状況を分類すると,患者の自発的自力行動(看護師非介入下)による転倒・転落が72%であった2).
難しい症例のみかた・第4回
10歳女児の環軸椎回旋位固定に対する理学療法
著者: 西川正一郎
ページ範囲:P.1227 - P.1229
はじめに
環軸椎回旋位固定(atlantoaxial rotatory fixation:AARF)は,1977年にFieldingら1)による病態分類が提唱された当時から治療法が大きく変わっておらず今日に至っている.また本疾患に関する理学療法士による治療報告は少なく,難治例に至る場合は手術適応となっている.今回,AARFを発症した患児を担当し理学療法評価およびcomputed tomography(CT)画像をもとに治療効果を判定して良好な結果を得たので,若干の考察を加え報告する.
本報告に関することで使用する情報は本人・家族に個人情報保護法に基づいて個人情報を厳守することを説明・同意を得た.
修正大血管転位症,重症心不全に対し植込み型補助人工心臓を装着した1症例—治療目標をどう設定するか?
著者: 天尾理恵
ページ範囲:P.1230 - P.1233
はじめに
先天性心疾患(congenital heart disease:CHD)患者の予後は,外科治療の成績向上に伴い飛躍的に改善しており,本邦でもすでに50万人以上が成年に達している1).個別性の高いCHD患者の治療・リハビリテーションには画一的な方法論が当てはまらないことが難しさの一つである.
移植が最終目標となる重症心不全患者の橋渡し治療として,補助人工心臓(ventricular assist device:VAD)治療が定着し,重症心不全を呈したCHD患者への装着が散見するようになった.本邦での経験は少なく,リハビリテーションの報告はほとんどない.今回,VAD装着に至ったCHD患者のリハビリテーションを経験した.心身のバランスを鑑みながら実施したリハビリテーションのポイントについて報告する.
中間管理職の悩み・第4回
部門発展のために,管理職は何をすればよいのでしょうか?
著者: 大垣昌之
ページ範囲:P.1234 - P.1235
はじめに
理学療法士の職域拡大とともに,土日,祝日勤務や365日勤務体制など,その働き方も多様化した1).社会医療法人愛仁会(以下,当法人)においても例外ではなく,理学療法士を含めたセラピスト数が飛躍的に増加し,さまざまな課題に直面した.専門職としての組織発展のためには,一人ひとりがそれぞれに行動するのではなく,組織だった仕組みや行動が必要である.
臨床実習サブノート 臨床実習で技術のステップアップをめざそう・第7回
治療技術① 関節可動域運動
著者: 伊藤彰良
ページ範囲:P.1237 - P.1242
はじめに
臨床実習では診療参加型実習が推奨されており,実習生が指導者の臨床行為を「見学」することから開始し,次に指導者とともに「協同参加」して,最後に指導者の監視下で実習生自ら「実施」を行う手順となっています.本稿では,診療参加型実習において,関節可動域運動という治療技術に対する「見学」,「協同参加」,「実施」のステップアップのための要点を,症例や筆者の経験を交えながら解説していきます.
私のターニングポイント・第45回
人との出会いで変わった人生の軌道
著者: 松田直樹
ページ範囲:P.1205 - P.1205
本連載のバトンを受け取り,理学療法士としての歩みを振り返ってみた.ターニングポイントと言うと何か大きな判断や決断といった印象があり,そのような出来事は正直なかなか思い当たらない.しかし,周囲の人や理学療法士としてかかわった患者さんとの関係は常に自分の人生に影響を与えていたことは間違いないため,本稿では私の理学療法士としての歩みに影響を与えた出会いを紹介したい.
まずは,大学院の指導教員との出会いである.私は大学生の徐々に進路を考え始める時期に,「このまま卒業して理学療法士としてすぐ現場で働くのはどうなのだろう?」という,野心的というよりも半分モラトリアムのような気持ちであった.そんなときに出会ったのが,今でも指導を受けている大学教員・研究者の先生だった.その先生は当時の自分が出会ったことがないほどの圧倒的なバイタリティーと仕事人としての格好よさをもっていた.また,何より自分の人生を楽しんでいるように見えた.大学卒業後はその先生に研究室に入り,研究だけではなく,仕事をするとはどういうことかという大事なことを学ばせていただいた(研究の世界の厳しさも).あの時あの先生に出会わなければ,自分の理学療法士人生はもっと穏やかで,つまらないものであった気がしてならない.
My Current Favorite・19
Social networking service(SNS)による情報収集と情報発信
著者: 平塚健太
ページ範囲:P.1236 - P.1236
現在の関心事は?
現代社会では,膨大な情報のなかから必要な情報を取捨選択していく必要があります.そのなかで,SNSが役立つツールの一つであり,私は特にTwitter[現 X(エックス)]による情報収集や情報発信に興味をもっています.
報告
関節可動域の目測精度における理学療法士の臨床経験年数による比較
著者: 仲山勉 , 池田拓未 , 古川勉寛 , 平澤直之
ページ範囲:P.1243 - P.1248
要旨 【目的】本研究は,関節可動域(range of motion:ROM)の目測精度について,臨床経験年数別での違いを明らかにすることを目的とした.【方法】静止画(スティックピクチャ,背臥位での膝関節軽度・深屈曲位)と動画(歩行,しゃがみ込み動作)素材を用いて股関節屈曲角度,膝関節屈曲角度,足関節背屈角度の目測値を測定した後,ROM実測値との誤差を臨床経験年数別(1〜5年を新人群,6〜12年を中堅群)で比較した.【結果】静止画(姿勢)と歩行に対するROMの絶対値誤差は,すべての関節で両群間に有意差を認めない結果であった.一方,「しゃがみ込み動作」素材に対するROMの絶対値誤差は,股関節屈曲角度と膝関節屈曲角度において,新人群と比較して中堅群が有意に目測精度の高い結果であった.【結論】時間的・空間的要素から多角的評価視点が必要とされるしゃがみ込み動作では,ROMの目測精度に臨床経験が影響を及ぼす可能性が考えられた.
広範囲肩腱板断裂に対する半腱様筋腱・薄筋腱移植術後の理学療法とその治療経過
著者: 俵伊吹 , 山室鷹彦 , 樋口友貴 , 渡邉友彦 , 鏑木武 , 倉澤康之 , 松田智
ページ範囲:P.1249 - P.1255
要旨 【目的】広範囲肩腱板断裂(以下,広範囲断裂)に対する半腱様筋腱・薄筋腱移植術(transplantation with semitendinosus and gracilis tendons graft:ST/G腱移植術)の術後理学療法と治療経過を検討する.【方法】術後理学療法の安全性として術後再断裂率を,効果として日本整形外科学会肩関節疾患治療成績判定基準(Japanese Orthopaedic Association Score:JOAスコア)および関節可動域(range of motion:ROM)を指標に検討した.まず,ST/G腱移植術を施行された50名の再断裂率を算出した.さらに,そのうちの37名における術前と術後各時期のJOAスコアおよびROMの測定結果を比較した.【結果】再断裂率は20.0%であった.JOAスコアは術前に比べて疼痛,機能,可動域,X線,総合で有意に改善がみられた.ROMでは術前に比べて自動屈曲,外転,外旋で有意に改善がみられた.【結論】広範囲断裂に対するST/G腱移植術の術後理学療法は,JOAスコアおよびROMを改善させ,患者のQOL向上に寄与する可能性が示唆された.
症例報告
成長期の陸上選手に生じた両側第4腰椎椎弓根部疲労骨折の1例
著者: 竹内章悟 , 成田崇矢 , 和泉俊平 , 今井咲来 , 福井慶太 , 高桑昌幸
ページ範囲:P.1256 - P.1260
要旨 【目的】本邦での報告がきわめてまれである両側第4腰椎椎弓根部疲労骨折を来した症例に対し,競技復帰,再発予防を目的とした運動療法を行った結果を報告する.【方法】症例は,短距離走における腰部痛が主訴の16歳男性であった.胸椎右凸側彎の既往があり,立位にて矢状面上での胸椎後彎,腰椎過前彎,水平面上での骨盤左回旋を認めた.また,走行時に左脚接地期の体幹左側屈,骨盤左回旋が生じ,腰部痛を訴えた.機能評価から脊柱可動性低下や側彎症によるマルアライメント,体幹深部筋機能低下を来しており,走行時に椎弓根部への負荷が繰り返されたことで疲労骨折が生じたと推測し,疼痛軽減に向けた運動療法を行った.【結果】3か月後,走行時の腰部痛は消失し,競技復帰可能となった.【結論】成長期のスポーツ選手における両側性の椎弓根部疲労骨折に対して,安静期間中においても骨折部位への負荷を配慮したうえで再発予防に向けた運動療法を行うことが重要と考えられる.
卒業論文のひろば
半腱様筋の伸張低下が下肢伸展挙上の制限に影響する
著者: 木村美月 , 室伏祐介 , 石田優月 , 鈴木克彦
ページ範囲:P.1261 - P.1265
要旨 目的は半腱様筋と大腿二頭筋長頭の伸張低下が下肢伸展挙上(straight leg raising test:SLR)制限の要因となるかを明らかにすることである.健常成人女性10名を対象にSLR 75°未満(制限あり群)と75°以上(制限なし群)の2群に分け,せん断波エラストグラフィを用いて股60°屈曲位における膝屈曲60,30,0°の半腱様筋および大腿二頭筋長頭の弾性率を左右測定した.膝屈曲60,30,0°の膝伸展により,半腱様筋および大腿二頭筋長頭の弾性率は増加を示した.しかし半腱様筋において,SLR制限あり群のみ屈曲30°から0°で弾性率変化量の増加を認めなかった.以上より,SLR制限の要因は,膝関節屈曲30°位から完全伸展におけるSTの伸張低下と関連している可能性が示された.
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目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.1156 - P.1157
お知らせ 令和5年度静岡呼吸リハビリテーション研修会/第51回車いすSIG講習会 in 厚木 【子どもの車椅子編】/第35回ADL評価法講習会 フリーアクセス
ページ範囲:P.1203 - P.1260
第35回「理学療法ジャーナル賞」のご案内 フリーアクセス
ページ範囲:P.1248 - P.1248
「作業療法ジャーナル」のお知らせ フリーアクセス
ページ範囲:P.1255 - P.1255
バックナンバー・次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1268 - P.1269
編集後記 フリーアクセス
著者: 高橋哲也
ページ範囲:P.1270 - P.1270
理学療法ジャーナル第57巻第10号をお届けします.
蟋蟀(コオロギ)の鳴き声が増えてきたとは言え,厳しすぎる残暑が続いています.読者の皆様は体調を崩されてはいませんでしょうか.
読者の声募集 フリーアクセス
ページ範囲:P. - P.
基本情報

バックナンバー
58巻12号(2024年12月発行)
特集 “子ども”と“母”をつなぎ支える理学療法
58巻11号(2024年11月発行)
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58巻10号(2024年10月発行)
特集 小脳update—運動と認知
58巻9号(2024年9月発行)
特集 最適な非対称性動作を考える
58巻8号(2024年8月発行)
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58巻7号(2024年7月発行)
特集 視覚障害を併存する対象者の理学療法を考える
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特集 足病—あしを救って機能も救うために
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58巻4号(2024年4月発行)
特集 DXが理学療法にもたらす未来
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57巻12号(2023年12月発行)
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57巻11号(2023年11月発行)
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特集 ACP—個人の人生史を尊重し受け入れる
57巻9号(2023年9月発行)
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57巻8号(2023年8月発行)
特集 睡眠と理学療法の深い関係
57巻7号(2023年7月発行)
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特集 脊椎圧迫骨折に対する理学療法の工夫
56巻11号(2022年11月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟 これからの役割と戦略
56巻10号(2022年10月発行)
特集 子どもの成長・発達を支える理学療法
56巻9号(2022年9月発行)
特集 運動イメージ—科学的根拠に基づく臨床実践をめざして
56巻8号(2022年8月発行)
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56巻7号(2022年7月発行)
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56巻6号(2022年6月発行)
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56巻3号(2022年3月発行)
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特集 進歩する低侵襲手術に応じた理学療法—治療プログラム,目標設定,リスク管理
56巻1号(2022年1月発行)
特集 機能解剖と理学療法
55巻12号(2021年12月発行)
特集 大腿骨近位部骨折 up to date
55巻11号(2021年11月発行)
特集 パーキンソン病の最新知見と効果的な理学療法
55巻10号(2021年10月発行)
特集 タッチ—触れることと触れられること
55巻9号(2021年9月発行)
特集 チーム医療におけるコラボレーション
55巻8号(2021年8月発行)
特集 がん治療のリアル
55巻7号(2021年7月発行)
特集 移動—理学療法からみた学際的探求
55巻6号(2021年6月発行)
特集 Inner & Intrinsic Muscles—筋による関節の安定化,姿勢調整機能を探る
55巻5号(2021年5月発行)
特集 目標に基づく理学療法のための臨床推論—症状・疾患別の実際
55巻4号(2021年4月発行)
特集 皮神経滑走と運動療法の新知見
55巻3号(2021年3月発行)
特集 重症化予防
55巻2号(2021年2月発行)
特集 関節可動域評価のABC—治療計画につなぐ応用的解釈まで
55巻1号(2021年1月発行)
特集 高齢者の膝関節の痛み
54巻12号(2020年12月発行)
特集 歩行PART 2 運動器疾患と歩行指導
54巻11号(2020年11月発行)
特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
54巻10号(2020年10月発行)
特集 疼痛に対する最新の理学療法—治療効果を最大化するための理論と実践
54巻9号(2020年9月発行)
特集 軟部組織に着目した理学療法の最前線
54巻8号(2020年8月発行)
特集 パフォーマンス向上のための筋力トレーニング
54巻7号(2020年7月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患の多彩な症状と理学療法
54巻6号(2020年6月発行)
特集 Pusher現象の謎 「傾き」への挑戦—臨床像と治療アプローチ
54巻5号(2020年5月発行)
特集 投球障害を捉える—動作,機能解剖,エコーの活用,予防に対する理学療法士の英知
54巻4号(2020年4月発行)
特集 症例から考える脳幹病変へのアプローチ
54巻3号(2020年3月発行)
特集 地域における予防の効果—理学療法の可能性
54巻2号(2020年2月発行)
特集 薬と運動療法
54巻1号(2020年1月発行)
特集 急性期理学療法の今—育成・働き方・連携・エビデンス
53巻12号(2019年12月発行)
特集 装具の臨床
53巻11号(2019年11月発行)
特集 今と将来を見据えた小児整形外科理学療法
53巻10号(2019年10月発行)
特集 これからの理学療法—2025年以降の姿を見据えて
53巻9号(2019年9月発行)
特集 栄養を学ぶ—学際と実際
53巻8号(2019年8月発行)
特集 IADL—生活をもっと科学的に
53巻7号(2019年7月発行)
特集 脳卒中患者の上肢に対する理学療法up to date
53巻6号(2019年6月発行)
特集 上肢運動器疾患—若年者と中高年者の特徴
53巻5号(2019年5月発行)
特集 全体像を把握する
53巻4号(2019年4月発行)
特集 理学療法士がめざす安心と安全
53巻3号(2019年3月発行)
特集 こころの問題と理学療法
53巻2号(2019年2月発行)
特集 変形性股関節症とメカニカルストレス
53巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者の転倒と予防
52巻12号(2018年12月発行)
特集 退院支援—理学療法士はその先が見えているか
52巻11号(2018年11月発行)
特集 生涯学習—卒前教育との連動と発展性
52巻10号(2018年10月発行)
特集 オリンピック・パラリンピック—世界と向き合うために
52巻9号(2018年9月発行)
特集 バランス再考
52巻8号(2018年8月発行)
特集 ジェネラリストとスペシャリスト
52巻7号(2018年7月発行)
特集 疼痛管理
52巻6号(2018年6月発行)
特集 地域に広がる心臓リハビリテーション
52巻5号(2018年5月発行)
特集 視床出血と理学療法
52巻4号(2018年4月発行)
特集 変形性膝関節症に対する最新の保存療法
52巻3号(2018年3月発行)
特集 理学療法における動作のアセスメント
52巻2号(2018年2月発行)
特集 低栄養/摂食嚥下機能障害と理学療法
52巻1号(2018年1月発行)
特集 筋力低下と理学療法
51巻12号(2017年12月発行)
特集 エキスパートが語る小児理学療法
51巻11号(2017年11月発行)
特集 多分野に広がる理学療法
51巻10号(2017年10月発行)
特集 半側空間無視
51巻9号(2017年9月発行)
特集 ACL損傷と動作
51巻8号(2017年8月発行)
特集 理学療法と臓器連関
51巻7号(2017年7月発行)
特集 理学療法のプロフェッショナルをめざして
51巻6号(2017年6月発行)
特集 理学療法士のはたらき方
51巻5号(2017年5月発行)
特集 歩行の安全性
51巻4号(2017年4月発行)
特集 理学療法と下肢装具
51巻3号(2017年3月発行)
特集 通院・通所における理学療法を再考する
51巻2号(2017年2月発行)
特集 現任研修—求められる臨床技能の習得
51巻1号(2017年1月発行)
特集 多職種で取り組むがん診療と理学療法
50巻12号(2016年12月発行)
特集 地域包括ケア病棟
50巻11号(2016年11月発行)
特集 臨床に役立つ臨床推論の実際
50巻10号(2016年10月発行)
特集 生活支援につなぐ小児理学療法
50巻9号(2016年9月発行)
特集 重症下肢虚血と理学療法
50巻8号(2016年8月発行)
特集 社会の要請に応える理学療法教育
50巻7号(2016年7月発行)
特集 被殻出血と理学療法
50巻6号(2016年6月発行)
特集 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて
50巻5号(2016年5月発行)
特集 運動器疾患—エキスパートはこうみる
50巻4号(2016年4月発行)
特集 理学療法からみた「予防」の取り組みと効果
50巻3号(2016年3月発行)
特集 TENS
50巻2号(2016年2月発行)
特集 最新の糖尿病治療と運動療法
50巻1号(2016年1月発行)
特集3 理学療法の50年に寄せて
49巻12号(2015年12月発行)
特集 理学療法士界における継往開来
49巻11号(2015年11月発行)
特集 地域包括ケアシステムと小児理学療法
49巻10号(2015年10月発行)
特集 歩行支援機器による歩行up to date
49巻9号(2015年9月発行)
特集 脳機能回復と理学療法
49巻8号(2015年8月発行)
特集 地域包括ケアシステムの構築に向けて
49巻7号(2015年7月発行)
特集 慢性期の理学療法—目標設定と治療・介入効果
49巻6号(2015年6月発行)
特集 急性期からの理学療法
49巻5号(2015年5月発行)
特集 頭頸部および肩凝りに対する理学療法
49巻4号(2015年4月発行)
特集 世界の理学療法—激動のAsia Western Pacific地区の現状と今後
49巻3号(2015年3月発行)
特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
49巻2号(2015年2月発行)
特集 障害者権利条約の実現と理学療法
49巻1号(2015年1月発行)
特集 姿勢と歩行—理学療法士の診るべきこと
48巻12号(2014年12月発行)
特集 認知行動療法
48巻11号(2014年11月発行)
特集 脊椎・脊髄疾患と理学療法
48巻10号(2014年10月発行)
特集 安全管理
48巻9号(2014年9月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の体性感覚障害と理学療法
48巻8号(2014年8月発行)
特集 慢性腎臓病と理学療法
48巻7号(2014年7月発行)
特集 股関節の運動機能と評価方法
48巻6号(2014年6月発行)
特集 臨床実習教育の実態と展望
48巻5号(2014年5月発行)
特集 老年症候群と理学療法
48巻4号(2014年4月発行)
特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
48巻3号(2014年3月発行)
特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
48巻2号(2014年2月発行)
特集 発達障害児の理学療法と生活指導
48巻1号(2014年1月発行)
特集 バランスupdate―実用的な動作・活動の獲得のために
47巻12号(2013年12月発行)
特集 神経筋疾患の治療と理学療法
47巻11号(2013年11月発行)
特集 呼吸理学療法の進歩
47巻10号(2013年10月発行)
特集 ウィメンズ・ヘルスと理学療法士のかかわり
47巻9号(2013年9月発行)
特集 在宅理学療法の可能性を探る
47巻8号(2013年8月発行)
特集 物理療法の再興
47巻7号(2013年7月発行)
特集 頸肩腕障害と理学療法
47巻6号(2013年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のシームレス化にむけて
47巻5号(2013年5月発行)
特集 医療系教育における臨床実習の現状と展望
47巻4号(2013年4月発行)
特集 予防と理学療法
47巻3号(2013年3月発行)
特集 関節リウマチの最新治療と理学療法
47巻2号(2013年2月発行)
特集 心理・精神領域の理学療法
47巻1号(2013年1月発行)
特集 脳のシステム障害と理学療法
46巻12号(2012年12月発行)
特集 高齢下肢切断の理学療法
46巻11号(2012年11月発行)
特集 はたらく理学療法士の動機づけ
46巻10号(2012年10月発行)
特集 地域包括ケアシステムと訪問理学療法
46巻9号(2012年9月発行)
特集 心疾患に対する理学療法の新たな展開
46巻8号(2012年8月発行)
特集 外来理学療法
46巻7号(2012年7月発行)
特集 スポーツと理学療法
46巻6号(2012年6月発行)
特集 脳卒中理学療法のクリニカルリーズニング
46巻5号(2012年5月発行)
特集 理学療法士のキャリアデザイン
46巻4号(2012年4月発行)
特集 理学療法技能の評価と学習支援
46巻3号(2012年3月発行)
特集 東日本大震災と理学療法
46巻2号(2012年2月発行)
特集 慢性疼痛への包括的アプローチ
46巻1号(2012年1月発行)
特集 運動学習と理学療法
45巻12号(2011年12月発行)
特集 下肢機能再建と理学療法
45巻11号(2011年11月発行)
特集 チーム医療における理学療法士の役割
45巻10号(2011年10月発行)
特集 認知症と理学療法
45巻9号(2011年9月発行)
特集 足部・足関節の機能と理学療法
45巻8号(2011年8月発行)
特集 糖尿病の理学療法
45巻7号(2011年7月発行)
特集 神経生理学的アプローチの転換
45巻6号(2011年6月発行)
特集 小児理学療法の新たなる展開
45巻5号(2011年5月発行)
特集 がん患者のリハビリテーションと理学療法
45巻4号(2011年4月発行)
特集 ロコモティブシンドローム
45巻3号(2011年3月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の装具と運動療法
45巻2号(2011年2月発行)
特集 通所サービスにおける理学療法
45巻1号(2011年1月発行)
特集 自立支援
44巻12号(2010年12月発行)
特集 股関節疾患の理学療法―update
44巻11号(2010年11月発行)
特集 症例検討―脳血管障害患者を多側面から診る
44巻10号(2010年10月発行)
特集 身体障害者スポーツと理学療法の関わり
44巻9号(2010年9月発行)
特集 画像を活かした脳損傷のケーススタディ
44巻8号(2010年8月発行)
特集 徒手理学療法
44巻7号(2010年7月発行)
特集 在宅理学療法の実践
44巻6号(2010年6月発行)
特集 呼吸機能障害とチーム医療
44巻5号(2010年5月発行)
特集 新人教育
44巻4号(2010年4月発行)
特集 筋力増強―update
44巻3号(2010年3月発行)
特集 病期別理学療法モデル
44巻2号(2010年2月発行)
特集 脳卒中のゴール設定
44巻1号(2010年1月発行)
特集 これからの理学療法
43巻12号(2009年12月発行)
特集 連携教育
43巻11号(2009年11月発行)
特集 地域の高齢者に対する理学療法士の視点
43巻10号(2009年10月発行)
特集 老化による身体機能低下と理学療法
43巻9号(2009年9月発行)
特集 膝関節疾患の理学療法
43巻8号(2009年8月発行)
特集 ICFと理学療法
43巻7号(2009年7月発行)
特集 筋再生と理学療法
43巻6号(2009年6月発行)
特集 パーキンソン病の理学療法最前線
43巻5号(2009年5月発行)
特集 小児の地域理学療法
43巻4号(2009年4月発行)
特集 理学療法士による起業
43巻3号(2009年3月発行)
特集 不全型脊髄損傷の病態と理学療法
43巻2号(2009年2月発行)
特集 クリニカルリーズニング
43巻1号(2009年1月発行)
特集 大量養成時代に求められる教育
42巻12号(2008年12月発行)
特集 ニューロリハビリテーションと理学療法
42巻11号(2008年11月発行)
特集 がん治療における理学療法の可能性と課題
42巻10号(2008年10月発行)
特集 骨関節疾患の理学療法とバイオメカニクス
42巻9号(2008年9月発行)
特集 褥瘡の予防と治療―理学療法の役割
42巻8号(2008年8月発行)
特集 介護保険下の理学療法
42巻7号(2008年7月発行)
特集 ヘルスプロモーションと理学療法
42巻6号(2008年6月発行)
特集 Stroke Unitと理学療法
42巻5号(2008年5月発行)
特集 アジアの理学療法
42巻4号(2008年4月発行)
特集 認知運動療法の臨床アプローチと効果
42巻3号(2008年3月発行)
特集 WCPT
42巻2号(2008年2月発行)
特集 痛みの病態生理と理学療法
42巻1号(2008年1月発行)
特集 地域リハビリテーションにおける理学療法
41巻12号(2007年12月発行)
特集 大腿骨―整形外科的治療と理学療法
41巻11号(2007年11月発行)
特集 メタボリックシンドロームと理学療法
41巻10号(2007年10月発行)
特集 外来・通所理学療法
41巻9号(2007年9月発行)
特集 理学療法士の卒後教育
41巻8号(2007年8月発行)
特集 病棟理学療法の視点と実践
41巻7号(2007年7月発行)
特集 脳性麻痺児の理学療法
41巻6号(2007年6月発行)
特集 NST(nutrition support team)と理学療法
41巻5号(2007年5月発行)
特集 実践理学療法のエビデンス
41巻4号(2007年4月発行)
特集 慢性期脳卒中者の理学療法
41巻3号(2007年3月発行)
特集 臨床実習の具体的展開
41巻2号(2007年2月発行)
特集 「腰痛症」の要因と理学療法
41巻1号(2007年1月発行)
特集 高齢者の運動療法の効果と限界
40巻12号(2006年12月発行)
特集 末梢循環障害と理学療法
40巻13号(2006年12月発行)
特集 理学療法の展望2006
40巻11号(2006年11月発行)
特集 緩和ケアとしての理学療法
40巻10号(2006年10月発行)
特集 理学療法における運動療法と装具療法の融合
40巻9号(2006年9月発行)
特集 理学療法と連携
40巻8号(2006年8月発行)
特集 歩行練習
40巻7号(2006年7月発行)
特集 認知症へのアプローチ
40巻6号(2006年6月発行)
特集 アスリートのための理学療法
40巻5号(2006年5月発行)
特集 創傷治癒と理学療法
40巻4号(2006年4月発行)
特集 脳卒中治療ガイドラインと理学療法
40巻3号(2006年3月発行)
特集 腰部・下肢関節疾患の理学療法―姿勢・動作の臨床的視点
40巻2号(2006年2月発行)
特集 物理療法の有効性とリスク管理
40巻1号(2006年1月発行)
特集 臨床実習教育
39巻12号(2005年12月発行)
特集 ボディイメージ
39巻11号(2005年11月発行)
特集 精神障害者の理学療法
39巻10号(2005年10月発行)
特集 急性期に必要な薬物療法と理学療法
39巻9号(2005年9月発行)
特集 心臓外科治療の進歩と理学療法
39巻8号(2005年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法を再考する
39巻7号(2005年7月発行)
特集 介護予防動向―理学療法士はどうかかわるのか
39巻6号(2005年6月発行)
特集 介護老人保健施設における理学療法の課題
39巻5号(2005年5月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟における理学療法
39巻4号(2005年4月発行)
特集 脳性麻痺
39巻3号(2005年3月発行)
特集 脳科学からみた理学療法の可能性と限界
39巻2号(2005年2月発行)
特集 実践能力を高めるカリキュラム
39巻1号(2005年1月発行)
特集 高齢者骨折の外科的治療と理学療法
38巻12号(2004年12月発行)
特集 理学療法士の国際協力
38巻11号(2004年11月発行)
特集 認知運動療法の適応と限界
38巻10号(2004年10月発行)
特集 診療報酬
38巻9号(2004年9月発行)
特集 運動療法の基礎
38巻8号(2004年8月発行)
特集 移動動作(分析・介入・介助者への指導)
38巻7号(2004年7月発行)
特集 生活機能向上のための理学療法
38巻6号(2004年6月発行)
特集 ヘルスプロモーション
38巻5号(2004年5月発行)
特集 理学療法モデル
38巻4号(2004年4月発行)
特集 脳血管障害による摂食・嚥下障害の理学療法
38巻3号(2004年3月発行)
特集 物理療法の鎮痛作用
38巻2号(2004年2月発行)
特集 難病の理学療法
38巻1号(2004年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する徒手的運動療法
37巻12号(2003年12月発行)
特集 「注意」の障害に対する理学療法
37巻11号(2003年11月発行)
特集 介護保険対応の理学療法
37巻10号(2003年10月発行)
特集 身体と環境
37巻9号(2003年9月発行)
特集 早期理学療法
37巻8号(2003年8月発行)
特集 脳卒中の理学療法の展開
37巻7号(2003年7月発行)
特集 物理療法の効果
37巻6号(2003年6月発行)
特集 “活動”水準を高める理学療法士の専門性
37巻5号(2003年5月発行)
特集 こどもの理学療法
37巻4号(2003年4月発行)
特集 理学療法教育施設の自己点検・評価
37巻3号(2003年3月発行)
特集 医療保険・介護保険と理学療法
37巻2号(2003年2月発行)
特集 整形外科疾患のクリティカルパス
37巻1号(2003年1月発行)
特集 脳卒中片麻痺患者の歩行
36巻12号(2002年12月発行)
特集 運動障害がある場合の内部障害への対応
36巻11号(2002年11月発行)
特集 超高齢者の骨・関節疾患の理学療法
36巻10号(2002年10月発行)
特集 医療事故管理
36巻9号(2002年9月発行)
特集 新しい下肢装具
36巻8号(2002年8月発行)
特集 ファシリテーションは今
36巻7号(2002年7月発行)
特集 理学療法専門職の管理・運営とリーダーシップ
36巻6号(2002年6月発行)
特集 低出生体重児の理学療法
36巻5号(2002年5月発行)
特集 高齢者の転倒
36巻4号(2002年4月発行)
特集 バランス障害と理学療法
36巻3号(2002年3月発行)
特集 介護保険制度下のリハビリテーション
36巻2号(2002年2月発行)
特集 理学療法に関わる整形外科の最新知見
36巻1号(2002年1月発行)
特集 臨床現場にいかす障害構造・障害分類
35巻13号(2001年12月発行)
総目次・著者索引 第21巻~第35巻 1987年(昭和62)年~2001(平成13)年
35巻12号(2001年12月発行)
特集 理学療法の効果判定
35巻11号(2001年11月発行)
特集 症例報告
35巻10号(2001年10月発行)
特集 リスクマネジメント
35巻9号(2001年9月発行)
特集 自営理学療法士の活動
35巻8号(2001年8月発行)
特集 病棟理学療法
35巻7号(2001年7月発行)
特集 脊髄損傷―新しい下肢装具の活用
35巻6号(2001年6月発行)
特集 筋力再検討
35巻5号(2001年5月発行)
特集 EBP in Physical Therapy
35巻4号(2001年4月発行)
特集 理学療法におけるパラダイム転換
35巻3号(2001年3月発行)
特集 回復期リハビリテーション病棟
35巻2号(2001年2月発行)
特集 公的介護保険
35巻1号(2001年1月発行)
特集 整形外科疾患に対する外来運動療法
34巻12号(2000年12月発行)
特集 21世紀の理学療法教育
34巻11号(2000年11月発行)
特集 脳卒中のバランス障害
34巻10号(2000年10月発行)
特集 悪性腫瘍治療の進歩と理学療法
34巻9号(2000年9月発行)
特集 早期理学療法―そのリスクと効果
34巻8号(2000年8月発行)
特集 訪問リハビリテーションの実際
34巻7号(2000年7月発行)
特集 福祉機器の適用基準
34巻6号(2000年6月発行)
特集 精神疾患をもつ患者の理学療法
34巻5号(2000年5月発行)
特集 認知と理学療法
34巻4号(2000年4月発行)
特集 義足―新しい技術と適応
34巻3号(2000年3月発行)
特集 臨床実習の課題と展望
34巻2号(2000年2月発行)
特集 ICUにおける理学療法
34巻1号(2000年1月発行)
特集 理学療法士のアイデンティティー
33巻12号(1999年12月発行)
特集 予後予測
33巻11号(1999年11月発行)
特集 関連領域―代謝疾患と理学療法
33巻10号(1999年10月発行)
特集 小児理学療法の動向
33巻9号(1999年9月発行)
特集 脳科学の進歩と理学療法
33巻8号(1999年8月発行)
特集 中高年者のスポーツ障害
33巻7号(1999年7月発行)
特集 進行性疾患―QOL向上への取り組み
33巻6号(1999年6月発行)
特集 最新・理学療法関連機器
33巻5号(1999年5月発行)
特集 学際的分野での理学療法士の研究活動
33巻4号(1999年4月発行)
特集 嚥下障害/熱傷
33巻3号(1999年3月発行)
特集 上肢帯機能障害と理学療法
33巻2号(1999年2月発行)
特集 最新・バイオフィードバック療法
33巻1号(1999年1月発行)
特集 脳卒中患者の体力
32巻12号(1998年12月発行)
特集 物理療法 今と昔
32巻11号(1998年11月発行)
特集 インフォームド・コンセント
32巻10号(1998年10月発行)
特集 産業理学療法
32巻9号(1998年9月発行)
特集 救急医療と理学療法
32巻8号(1998年8月発行)
特集 認知障害
32巻7号(1998年7月発行)
特集 臨床実習の課題と工夫
32巻6号(1998年6月発行)
特集 身体障害者スポーツ
32巻5号(1998年5月発行)
特集 ケアマネジメント
32巻4号(1998年4月発行)
特集 動作分析
32巻3号(1998年3月発行)
特集 転倒と骨折
32巻2号(1998年2月発行)
特集 合併障害をもつ片麻痺者の理学療法
32巻1号(1998年1月発行)
特集 Welcome to the 13th WCPT Congress
31巻12号(1997年12月発行)
特集 プラトー?
31巻11号(1997年11月発行)
特集 難病と理学療法
31巻10号(1997年10月発行)
特集 ひとり職場の運営
31巻9号(1997年9月発行)
特集 家屋改造とフォローアップ
31巻8号(1997年8月発行)
特集 急性期の理学療法
31巻7号(1997年7月発行)
特集 関連領域―腎障害と運動療法
31巻6号(1997年6月発行)
特集 小児の理学療法
31巻5号(1997年5月発行)
特集 杖・歩行補助具
31巻4号(1997年4月発行)
特集 脳卒中理学療法の効果
31巻3号(1997年3月発行)
特集 チームワーク
31巻2号(1997年2月発行)
特集 4年制大学における理学療法教育
31巻1号(1997年1月発行)
特集 整形外科系運動療法の新展開
30巻13号(1996年12月発行)
総索引・総目次 理学療法と作業療法 第21巻~第22巻(1987年~1988年)/理学療法ジャーナル 第23巻~第30巻(1989年~1996年)
30巻12号(1996年12月発行)
特集 理学療法の展望
30巻11号(1996年11月発行)
特集 特別養護老人ホームにおける理学療法
30巻10号(1996年10月発行)
特集 退院前指導とそのフォローアップ
30巻9号(1996年9月発行)
特集 高次脳機能障害をもつ患者の理学療法
30巻8号(1996年8月発行)
特集 理学療法における基礎研究
30巻7号(1996年7月発行)
特集 地域リハと病院リハの連携―理学療法士の役割
30巻6号(1996年6月発行)
特集 高齢者と運動
30巻5号(1996年5月発行)
特集 姿勢調節
30巻4号(1996年4月発行)
特集 脳卒中における実用歩行訓練
30巻3号(1996年3月発行)
特集 スポーツ外傷
30巻2号(1996年2月発行)
特集 高齢脊髄損傷
30巻1号(1996年1月発行)
Kinetics
29巻12号(1995年12月発行)
特集 廃用症候群と理学療法
29巻11号(1995年11月発行)
特集 病棟訓練
29巻10号(1995年10月発行)
特集 運動コントロールと運動学習
29巻9号(1995年9月発行)
特集 カンファレンスの在り方
29巻8号(1995年8月発行)
特集 骨・関節疾患のバイオメカニクスと理学療法
29巻7号(1995年7月発行)
特集 関連領域―頭頸部の障害とリハビリテーション
29巻6号(1995年6月発行)
特集 運動発達障害;新生児からのアプローチ
29巻5号(1995年5月発行)
特集 外来理学療法の再検討
29巻4号(1995年4月発行)
特集 脳卒中片麻痺に対する理学療法;15年の変遷
29巻3号(1995年3月発行)
特集 疼痛
29巻2号(1995年2月発行)
特集 Duchenne型筋ジストロフィー
29巻1号(1995年1月発行)
特集 世界は今
28巻12号(1994年12月発行)
特集 脳外傷
28巻11号(1994年11月発行)
特集 Ⅱ.ハンドセラピー
28巻10号(1994年10月発行)
特集 脊髄損傷者の社会参加とQOLの向上
28巻9号(1994年9月発行)
特集 生活関連動作
28巻8号(1994年8月発行)
特集 高齢の整形外科的疾患患者に対する理学療法
28巻7号(1994年7月発行)
特集 臨床実習教育
28巻6号(1994年6月発行)
特集 障害予防
28巻5号(1994年5月発行)
特集 治療を目的とした装具と運動療法
28巻4号(1994年4月発行)
特集 嚥下障害
28巻3号(1994年3月発行)
特集 理学療法業務の見直し
28巻2号(1994年2月発行)
特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
28巻1号(1994年1月発行)
特集 理学療法研究の取り組み
27巻12号(1993年12月発行)
特集 脳性麻痺児の生活指導
27巻11号(1993年11月発行)
特集 健康増進と理学療法
27巻10号(1993年10月発行)
特集 呼吸機能障害の理学療法
27巻9号(1993年9月発行)
特集 高次脳機能の最近の話題
27巻8号(1993年8月発行)
特集 整形外科疾患と理学療法
27巻7号(1993年7月発行)
特集 精神障害と理学療法
27巻6号(1993年6月発行)
特集 小児の理学療法
27巻5号(1993年5月発行)
特集 教育
27巻4号(1993年4月発行)
特集 脊髄損傷
27巻3号(1993年3月発行)
特集 障害者と生活指導
27巻2号(1993年2月発行)
特集 脳卒中における廃用・過用・誤用と理学療法
27巻1号(1993年1月発行)
特集 患者の人権
26巻12号(1992年12月発行)
特集 終末期ケアと理学療法
26巻11号(1992年11月発行)
特集 ADLとQOL
26巻10号(1992年10月発行)
特集 中高年脳性麻痺者の問題点
26巻9号(1992年9月発行)
特集 福祉機器
26巻8号(1992年8月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
26巻7号(1992年7月発行)
特集 ゴール設定
26巻6号(1992年6月発行)
特集 整形外科
26巻5号(1992年5月発行)
特集Ⅱ 骨粗鬆症をめぐって
26巻4号(1992年4月発行)
特集 高齢者のスポーツおよびレクリエーション
26巻3号(1992年3月発行)
特集 隣接領域における理学療法教育
26巻2号(1992年2月発行)
特集 内部疾患と理学療法
26巻1号(1992年1月発行)
特集 脳卒中
25巻12号(1991年12月発行)
特集 地域・在宅の理学療法
25巻11号(1991年11月発行)
特集Ⅱ ホームプログラム
25巻10号(1991年10月発行)
特集 理学療法処方をめぐって
25巻9号(1991年9月発行)
特集 痴呆と理学療法
25巻8号(1991年8月発行)
特集 重度障害児の理学療法
25巻7号(1991年7月発行)
特集 Ⅱ.糖尿病と理学療法
25巻6号(1991年6月発行)
特集 日常生活動作(ADL)
25巻5号(1991年5月発行)
特集 整形外科疾患の理学療法
25巻4号(1991年4月発行)
特集 卒後教育
25巻3号(1991年3月発行)
特集 運動療法
25巻2号(1991年2月発行)
特集 体幹機能
25巻1号(1991年1月発行)
特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に
24巻12号(1990年12月発行)
特集 いす
24巻11号(1990年11月発行)
特集 整形外科;スポーツ傷害を中心に
24巻10号(1990年10月発行)
特集 地域リハビリテーションにおけるグループ訓練
24巻9号(1990年9月発行)
特集 診療報酬
24巻8号(1990年8月発行)
特集 ハイリスク・体力消耗状態
24巻7号(1990年7月発行)
特集 起居動作
24巻6号(1990年6月発行)
特集 脳性麻痺児の発達過程と理学療法
24巻5号(1990年5月発行)
特集 急性期の理学療法
24巻4号(1990年4月発行)
特集 老人保健施設の理学療法
24巻3号(1990年3月発行)
特集 苦労した症例報告集
24巻2号(1990年2月発行)
特集 履物
24巻1号(1990年1月発行)
特集 脳血管障害
23巻12号(1989年12月発行)
特集 整形外科
23巻11号(1989年11月発行)
特集 筋力増強
23巻10号(1989年10月発行)
特集 下肢切断の理学療法
23巻9号(1989年9月発行)
特集 筋萎縮性疾患
23巻8号(1989年8月発行)
特集 医療事故
23巻7号(1989年7月発行)
特集 脳性麻痺の理学療法と手術および装具療法
23巻6号(1989年6月発行)
特集 通所・訪問リハビリテーションの技術
23巻5号(1989年5月発行)
特集 先天性疾患
23巻4号(1989年4月発行)
特集 拘縮
23巻3号(1989年3月発行)
特集 卒後教育(含新人教育)
23巻2号(1989年2月発行)
特集 不全四肢麻痺;高齢者を中心に
23巻1号(1989年1月発行)
特集 理学療法の展望