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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻10号

2023年10月発行

文献概要

特集 ACP—個人の人生史を尊重し受け入れる

在宅医療におけるACPと理学療法

著者: 中田隆文1

所属機関: 1マリオス小林内科クリニックリハビリテーション科

ページ範囲:P.1197 - P.1203

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Point

●高齢者の在宅医療における理学療法のかかわりは主に訪問リハビリテーションとして実施され,身体機能を維持・向上することによる活動・参加の実現に意義がある

●高齢者の在宅医療では特に終末期に特化したアドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)が重要となるが,対象者の基礎疾患,病期,背景因子などにより支援の方法や内容が異なり,ACPが在宅で完結するとは限らない

●人生の終末期の理学療法は主として症状緩和と希望する生活を併存させることにあり,訪問リハビリテーション実施計画書作成において評価・計画・実践される

参考文献

1)日本リハビリテーション医学会がんのリハビリテーションガイドライン策定委員会(編):がんのリハビリテーションガイドライン.pp136-145,金原出版,2013
2)日本医師会:アドバンス・ケア・プランニング(ACP).2023.https://www.med.or.jp/doctor/rinri/i_rinri/006612.html(2023年5月28日閲覧)
3)Miyashita J, et al:Culturally adapted consensus definition and action guideline:Japan's advance care planning. J Pain Symptom Manage 2022;64:602-613
4)厚生労働省:人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン 解説編.2018
5)Lynn J, et al:Living well at the end of life:Adapting health care to serious chronic illness in old age. pp8-9, RAND, Santa Monica, 2003
6)日本リハビリテーション医学会(編):がんのリハビリテーション診療ガイドライン,第2版.金原出版,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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