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連載 私のターニングポイント・第45回
人との出会いで変わった人生の軌道
著者: 松田直樹1
所属機関: 1北海道文教大学医療保健科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.1205 - P.1205
文献購入ページに移動 本連載のバトンを受け取り,理学療法士としての歩みを振り返ってみた.ターニングポイントと言うと何か大きな判断や決断といった印象があり,そのような出来事は正直なかなか思い当たらない.しかし,周囲の人や理学療法士としてかかわった患者さんとの関係は常に自分の人生に影響を与えていたことは間違いないため,本稿では私の理学療法士としての歩みに影響を与えた出会いを紹介したい.
まずは,大学院の指導教員との出会いである.私は大学生の徐々に進路を考え始める時期に,「このまま卒業して理学療法士としてすぐ現場で働くのはどうなのだろう?」という,野心的というよりも半分モラトリアムのような気持ちであった.そんなときに出会ったのが,今でも指導を受けている大学教員・研究者の先生だった.その先生は当時の自分が出会ったことがないほどの圧倒的なバイタリティーと仕事人としての格好よさをもっていた.また,何より自分の人生を楽しんでいるように見えた.大学卒業後はその先生に研究室に入り,研究だけではなく,仕事をするとはどういうことかという大事なことを学ばせていただいた(研究の世界の厳しさも).あの時あの先生に出会わなければ,自分の理学療法士人生はもっと穏やかで,つまらないものであった気がしてならない.
まずは,大学院の指導教員との出会いである.私は大学生の徐々に進路を考え始める時期に,「このまま卒業して理学療法士としてすぐ現場で働くのはどうなのだろう?」という,野心的というよりも半分モラトリアムのような気持ちであった.そんなときに出会ったのが,今でも指導を受けている大学教員・研究者の先生だった.その先生は当時の自分が出会ったことがないほどの圧倒的なバイタリティーと仕事人としての格好よさをもっていた.また,何より自分の人生を楽しんでいるように見えた.大学卒業後はその先生に研究室に入り,研究だけではなく,仕事をするとはどういうことかという大事なことを学ばせていただいた(研究の世界の厳しさも).あの時あの先生に出会わなければ,自分の理学療法士人生はもっと穏やかで,つまらないものであった気がしてならない.
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