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プラクティカル・メモ
関節リウマチ患者の座位・臥位における姿勢・動作の指導
著者: 上田泰久12 小林春樹2 清水正一2 辻川勇次2 野島隆雄2 東孝典3
所属機関: 1文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科 2あずまリウマチ・内科クリニックリハビリテーション科 3あずまリウマチ・内科クリニック
ページ範囲:P.1374 - P.1375
文献購入ページに移動関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)に伴う頸椎病変には,上位頸椎に生じる環軸椎の前方亜脱臼や軸椎の垂直亜脱臼がある1,2).上位頸椎に生じる頸椎病変が進行すると脊髄症状が生じることから,RAの発症早期から頸椎病変の進行を予防することが重要になる.
RAの治療戦略は,従来は鎮痛薬による疼痛のコントロールが主であったが,近年は生物学的製剤による疾患活動性のコントロールで関節破壊を抑制することが可能になってきた3).生物学的製剤は,既存の頸椎病変の進行に対する効果は乏しいが,新規の頸椎病変の発症および進行を抑制できると報告されている1,2).そのため,RAの発症早期から生物学的製剤などで疾患活動性を制御しつつ,同時に既存の頸椎病変の進行の要因であるメカニカルストレスに対する治療戦略を立てることが重要である1,3).
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