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特集 嚥下機能に着目した理学療法
嚥下機能に着目した理学療法—姿勢と呼吸
著者: 内田学1
所属機関: 1東京医療学院大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.164 - P.170
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●摂食嚥下リハビリテーションにおける理学療法士の役割は,食事を摂取している環境のなかで適切な姿勢を保持させるための介入である
●不良姿勢と嚥下障害には密接な関係性があり,実際に食事を摂取している環境のなかでは多くの不適応が生じている可能性がある
●嚥下理学療法は,摂食嚥下リハビリテーションの土台をなしており,多職種連携にも参画しなければならない
●摂食嚥下リハビリテーションにおける理学療法士の役割は,食事を摂取している環境のなかで適切な姿勢を保持させるための介入である
●不良姿勢と嚥下障害には密接な関係性があり,実際に食事を摂取している環境のなかでは多くの不適応が生じている可能性がある
●嚥下理学療法は,摂食嚥下リハビリテーションの土台をなしており,多職種連携にも参画しなければならない
参考文献
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