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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻3号

2023年03月発行

文献概要

連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第10回【最終回】

施設入所 車椅子自立

著者: 安部泰広1 森陽亮2

所属機関: 1国際医療福祉大学病院診療技術部リハビリテーション室 2西那須野マロニエ訪問看護ステーション

ページ範囲:P.348 - P.352

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はじめに

 Aさんが脊髄小脳変性症31型(spinocerebellar ataxia type 31:SCA31)を発症したのは20年前でした.以来,在宅生活を続けていましたが,徐々に一人で身の回りのことをするのが困難となり施設入所となりました.入所後の生活は,介助してもらう部分もありますが,介助に依存し過ぎてもいません.車椅子操作が自立するなど,自分でできることも多く,自立した生活を送っています.また,集団での時間だけでなく,個人的な時間や空間もあります.まずは,施設生活について紹介します(図1).

参考文献

1)中村勝哉,他:脊髄小脳失調症31型の自然史.難病と在宅ケア2015;21:7-10
2)加藤宏之,他:神経難病センター10周年の活動報告.国際医療福大会誌2014;19:16-23
3)小森哲夫(監),田中勇次郎(編):神経難病領域のリハビリテーション実践アプローチ,改訂第2版.pp16-27,メジカルビュー,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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