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連載 臨床実習サブノート 退院後から振り返るゴール設定—推論を事実と照合して学ぶ・第10回【最終回】
施設入所 車椅子自立
著者: 安部泰広1 森陽亮2
所属機関: 1国際医療福祉大学病院診療技術部リハビリテーション室 2西那須野マロニエ訪問看護ステーション
ページ範囲:P.348 - P.352
文献購入ページに移動Aさんが脊髄小脳変性症31型(spinocerebellar ataxia type 31:SCA31)を発症したのは20年前でした.以来,在宅生活を続けていましたが,徐々に一人で身の回りのことをするのが困難となり施設入所となりました.入所後の生活は,介助してもらう部分もありますが,介助に依存し過ぎてもいません.車椅子操作が自立するなど,自分でできることも多く,自立した生活を送っています.また,集団での時間だけでなく,個人的な時間や空間もあります.まずは,施設生活について紹介します(図1).
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