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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻4号

2023年04月発行

文献概要

特集 理学療法の2040年

—2040年を見据えた理学療法の取り組み—がん

著者: 森下慎一郎1 鈴木克喜2 福島卓矢3

所属機関: 1福島県立医科大学保健科学部理学療法学科 2静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科 3関西医科大学リハビリテーション学部理学療法学科

ページ範囲:P.415 - P.418

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Point

●2010年度診療報酬改定において疾患別リハビリテーション料にがんが組み込まれ,がん理学療法はこの約10年で大きく発展してきた

●入院中のがん理学療法の実施率は高い一方で,外来での実施率はまだ低く,シームレスな展開とともに質の高い理学療法の提供が課題である

●小児や高齢者など世代ごとのニーズに合わせたがん理学療法を推進し,がん患者の療養の質に寄与できるよう質の向上ならびにエビデンス構築を図る必要がある

参考文献

1)Fukushima T, et al:The current status of inpatient cancer rehabilitation provided by designated cancer hospitals in Japan. Jpn J Clin Oncol 2021;51:1094-1099
2)辻 哲也:がんリハビリテーション最前線.理学療法学2015;42:352-359
3)日本リハビリテーション医学会(編):がんのリハビリテーション診療ガイドライン,第2版.金原出版,2019
4)Fukushima T, et al:Cancer rehabilitation provided by designated cancer hospitals in Japan:the current state of outpatient setting and coordination after discharge. Prog Rehabil Med 2022;7:20220006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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