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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻4号

2023年04月発行

文献概要

特集 理学療法の2040年 エッセー 2040年への思い

新たな時代に備えて,情報技術を手段として活用していく力をもつ

著者: 岡澤和哉1

所属機関: 1九州大学病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.428 - P.429

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 団塊ジュニア世代が高齢者になる2040年を見通すと,高齢者の就業機会の確保が必要であり,65歳以上が労働市場に増えていくことが予想される.また,高齢化に伴って,医療費の増加が予想されるため,医療の費用対効果を考慮した効率的な医療システムの構築が求められるだろう.

 そのようななかで,人工知能(artificial intelligence:AI),ロボット,情報通信技術(information and communication technology:ICT)をはじめ,あらゆる最先端機器を取り入れ,医療・介護の形がさらに変化していくだろう.例えば,バイオメディカルテクノロジーが進化し,AIやロボット技術が普及することで,理学療法士はより多角的なアプローチで患者を治療できるようになるかもしれない.また,健康への関心が高まることで,プロアクティブな健康管理が求められるようになり,予防医療がますます重視されるかもしれない.そうなると,より少ない人手で効率よく医療・介護現場を運営できることも予想される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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