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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻4号

2023年04月発行

文献概要

特集 理学療法の2040年 エッセー 2040年への思い

2040年に向けた地域理学療法のこれから

著者: 高橋和宏1

所属機関: 1株式会社ほっとリハビリシステムズ

ページ範囲:P.430 - P.430

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 2035年には団塊の世代のすべてが85歳以上となり,2040年にかけて要介護者が増加する.特に中重度者が増加し,看取りの増加にもつながっていく.そのような背景から,2040年に向けては,予防,中重度者を支える地域の仕組みが重要になってくると考える.

 介護予防事業の拡充は,要介護者の認定率の引き下げに効果があり,介護予防事業への参加人数が10倍に増加すると国全体で270億円の歳出削減効果が期待される1).現在,65歳以上の高齢者における通いの場の参加率は低い.今後は,多くの高齢者が介護予防事業に参加できるよう地域課題を分析し,その機会を創出する必要がある.

参考文献

1)内閣府政策統括官:政策課題分析シリーズ15要介護(要支援)認定率の地域差要因に関する分析.2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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