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特集 理学療法の2040年 エッセー 2040年への思い
2040年に向けた地域理学療法のこれから
著者: 高橋和宏1
所属機関: 1株式会社ほっとリハビリシステムズ
ページ範囲:P.430 - P.430
文献購入ページに移動 2035年には団塊の世代のすべてが85歳以上となり,2040年にかけて要介護者が増加する.特に中重度者が増加し,看取りの増加にもつながっていく.そのような背景から,2040年に向けては,予防,中重度者を支える地域の仕組みが重要になってくると考える.
介護予防事業の拡充は,要介護者の認定率の引き下げに効果があり,介護予防事業への参加人数が10倍に増加すると国全体で270億円の歳出削減効果が期待される1).現在,65歳以上の高齢者における通いの場の参加率は低い.今後は,多くの高齢者が介護予防事業に参加できるよう地域課題を分析し,その機会を創出する必要がある.
介護予防事業の拡充は,要介護者の認定率の引き下げに効果があり,介護予防事業への参加人数が10倍に増加すると国全体で270億円の歳出削減効果が期待される1).現在,65歳以上の高齢者における通いの場の参加率は低い.今後は,多くの高齢者が介護予防事業に参加できるよう地域課題を分析し,その機会を創出する必要がある.
参考文献
1)内閣府政策統括官:政策課題分析シリーズ15要介護(要支援)認定率の地域差要因に関する分析.2018
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