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文献概要
特集 理学療法の2040年 エッセー 2040年への思い
少しばかりの余裕
著者: 山口雅子1
所属機関: 1広島パークヒル病院
ページ範囲:P.433 - P.433
文献購入ページに移動 理学療法士として9年目,30歳台に突入する1年をオーストラリアのパースで過ごした.ある日,テリアを散歩させている女性に出会った.日本にテリアの相棒を残してきた私は,ボール遊びに加えてもらい犬談義に花を咲かせた.
「なんて素敵なの!」理学療法士だと話すと彼女は目を丸くしてそう言い,オーストラリアでは弁護士と並んで人気の職業だとも付け加えた.当時,仕事でもプライベートでも,理学療法や理学療法士について,いちいち説明しないといけなかった私は,その言葉に驚きつつも,ちょっぴり誇らしく幸せな気持ちになったことを今でも覚えている.
「なんて素敵なの!」理学療法士だと話すと彼女は目を丸くしてそう言い,オーストラリアでは弁護士と並んで人気の職業だとも付け加えた.当時,仕事でもプライベートでも,理学療法や理学療法士について,いちいち説明しないといけなかった私は,その言葉に驚きつつも,ちょっぴり誇らしく幸せな気持ちになったことを今でも覚えている.
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