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連載 私のターニングポイント・第39回
ターニングポイントは失敗談とともに
著者: 濱田和明1
所属機関: 1和光整形外科クリニック
ページ範囲:P.493 - P.493
文献購入ページに移動 私は学部卒業後整形外科クリニックに就職し,現在同クリニック通所リハビリテーション部門の管理者代行として仕事に携わっています.同時に,Japan Rugby League One 中国電力レッドグリオンズのチーム理学療法士としてスポーツ現場での仕事,広島大学大学院人間社会科学研究科の教育研究補助職員として研究に関連した仕事をしています.学位は学士の平凡な理学療法士ですが,「私のターニングポイント」を紹介します.
1つ目は,臨床経験4年目の頃です.治療技術を磨くためさまざまな講習会に参加し,患者の症状を少しずつ変化させられるようになりながらも,その効果の多くが一時的であることに悩んでいました.そのようななか,妻と参加した日本疼痛学会で聞いたこともない言葉に出会いました.「カコウセイトウツウヨクセイケイ……」.これまで行ってきた患者に対する行為が,問題の本質を突いていなかった可能性に呆然としたのを覚えています.それ以降,自身の臨床を批判的に吟味することやエビデンスの重要性を認識するようになりました.学生時代からの仲間や先生方に助けていただきながら,症例報告から始め,エディターキックを何度も経験し,論文がアクセプトされるようになりました.
1つ目は,臨床経験4年目の頃です.治療技術を磨くためさまざまな講習会に参加し,患者の症状を少しずつ変化させられるようになりながらも,その効果の多くが一時的であることに悩んでいました.そのようななか,妻と参加した日本疼痛学会で聞いたこともない言葉に出会いました.「カコウセイトウツウヨクセイケイ……」.これまで行ってきた患者に対する行為が,問題の本質を突いていなかった可能性に呆然としたのを覚えています.それ以降,自身の臨床を批判的に吟味することやエビデンスの重要性を認識するようになりました.学生時代からの仲間や先生方に助けていただきながら,症例報告から始め,エディターキックを何度も経験し,論文がアクセプトされるようになりました.
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