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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻5号

2023年05月発行

文献概要

連載 臨床に役立つアプリケーション活用術・第5回

解剖学とアプリケーション利用

著者: 町田志樹1

所属機関: 1了徳寺大学健康科学部医学教育センター

ページ範囲:P.594 - P.595

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変化し続ける解剖学

 解剖学は人体や動物,生物の内部構造,体の成り立ち,形態,構造などを理解する学問である.人体の構造の理解は解剖学書を通じて行われるが,その図譜には時代ごとの人体のイメージが投影されている.

 解剖学の図譜は1543年にアンドレアス・ヴェサリウスが「De humani corporis fabrica」によって人体の複雑さと精緻を表現して以降,近代に続くまで脈々と歴史を受け継ぎながら変化し続けている1,2).特に近年ではメディカルイラストレーション領域の発展に伴い,解剖学の視覚的情報提供力も多様化している.

参考文献

1)坂井建雄:骨格筋の解剖学と医学の歴史.順天堂保健医療学誌2022;3:2-9
2)坂井建雄:人体観の歴史.岩波書店,pp2-17,2008
3)犬飼恵美子:Visible Body Human Anatomy Atlasの導入事例—岡山大学.医図書館2021;68:175-178
4)神原誠之:拡張現実感(Augmented Reality:AR)概論.情報処理2010;51:367-372
5)坂井建雄,他:人体の骨格筋—上肢,医学書院,pp1-10,2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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