文献詳細
文献概要
連載 臨床に役立つアプリケーション活用術・第5回
解剖学とアプリケーション利用
著者: 町田志樹1
所属機関: 1了徳寺大学健康科学部医学教育センター
ページ範囲:P.594 - P.595
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解剖学は人体や動物,生物の内部構造,体の成り立ち,形態,構造などを理解する学問である.人体の構造の理解は解剖学書を通じて行われるが,その図譜には時代ごとの人体のイメージが投影されている.
解剖学の図譜は1543年にアンドレアス・ヴェサリウスが「De humani corporis fabrica」によって人体の複雑さと精緻を表現して以降,近代に続くまで脈々と歴史を受け継ぎながら変化し続けている1,2).特に近年ではメディカルイラストレーション領域の発展に伴い,解剖学の視覚的情報提供力も多様化している.
解剖学は人体や動物,生物の内部構造,体の成り立ち,形態,構造などを理解する学問である.人体の構造の理解は解剖学書を通じて行われるが,その図譜には時代ごとの人体のイメージが投影されている.
解剖学の図譜は1543年にアンドレアス・ヴェサリウスが「De humani corporis fabrica」によって人体の複雑さと精緻を表現して以降,近代に続くまで脈々と歴史を受け継ぎながら変化し続けている1,2).特に近年ではメディカルイラストレーション領域の発展に伴い,解剖学の視覚的情報提供力も多様化している.
参考文献
1)坂井建雄:骨格筋の解剖学と医学の歴史.順天堂保健医療学誌2022;3:2-9
2)坂井建雄:人体観の歴史.岩波書店,pp2-17,2008
3)犬飼恵美子:Visible Body Human Anatomy Atlasの導入事例—岡山大学.医図書館2021;68:175-178
4)神原誠之:拡張現実感(Augmented Reality:AR)概論.情報処理2010;51:367-372
5)坂井建雄,他:人体の骨格筋—上肢,医学書院,pp1-10,2021
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