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文献概要
Close-up 職場管理
職場管理—大学病院の部門責任者として
著者: 山本周平1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.707 - P.711
文献購入ページに移動はじめに
大学病院の特性として,病床数に対して雇用されているリハビリテーション職員が少ない,また常勤職員と非常勤職員が併存している,という特徴がある.したがって,リハビリテーション職員単独介入でアウトカムを達成するというよりは病棟スタッフを巻き込むスキル,すなわちチーム医療やマネジメントスキルの基本が必要となる.
さらに,患者層の高齢化によってさらにリハビリテーションが必要となるケースが増加していることが推察され,今後もリハビリテーション依頼件数が増加していくことが想定される.したがって,リハビリテーション依頼件数が増えても提供するリハビリテーションの質を保証したうえで提供していくかは非常に重要な課題である.
本稿では,リハビリテーションの質を担保するために教育方針,各専門領域によるグループ編成,理学療法の品質保証,キャリアパスについて触れていく.
大学病院の特性として,病床数に対して雇用されているリハビリテーション職員が少ない,また常勤職員と非常勤職員が併存している,という特徴がある.したがって,リハビリテーション職員単独介入でアウトカムを達成するというよりは病棟スタッフを巻き込むスキル,すなわちチーム医療やマネジメントスキルの基本が必要となる.
さらに,患者層の高齢化によってさらにリハビリテーションが必要となるケースが増加していることが推察され,今後もリハビリテーション依頼件数が増加していくことが想定される.したがって,リハビリテーション依頼件数が増えても提供するリハビリテーションの質を保証したうえで提供していくかは非常に重要な課題である.
本稿では,リハビリテーションの質を担保するために教育方針,各専門領域によるグループ編成,理学療法の品質保証,キャリアパスについて触れていく.
参考文献
1)Kitzman DW, et al:Physical rehabilitation for older patients hospitalized for heart failure. N Engl J Med 2021;385:203-216
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