文献詳細
文献概要
特集 運動器理学療法をどう捉えるか—統合的戦略で自らの思考の枠を乗り越える
運動器理学療法におけるクリニカルリーズニング
著者: 白尾泰宏1
所属機関: 1今村総合病院スポーツ整形外科リハビリテーション
ページ範囲:P.1033 - P.1037
文献購入ページに移動Point
●患者を生物心理社会モデルとして理解することが重要である
●クリニカルリーズニングでは,組織の治癒過程を理解し,問診から仮説立案,客観的評価でその仮説検証を行い,患者に仮説を説明し,経過に合わせて修正を加えながら治療展開する
●理学療法士は,その結果に対し内省を繰り返しながら,正確かつ応用可能なクリニカルパターンを構築する
●患者を生物心理社会モデルとして理解することが重要である
●クリニカルリーズニングでは,組織の治癒過程を理解し,問診から仮説立案,客観的評価でその仮説検証を行い,患者に仮説を説明し,経過に合わせて修正を加えながら治療展開する
●理学療法士は,その結果に対し内省を繰り返しながら,正確かつ応用可能なクリニカルパターンを構築する
参考文献
1)Jones MA,et al(編),藤縄 理,他(監訳):マニュアルセラピーに対するクリニカルリーズニングのすべて.pp3-26,協同医書出版,2010
2)田口敏彦,他(監),野口光一,他(編):疼痛医学.pp258-275,医学書院,2020
3)中川貴之,他:神経障害性疼痛と末梢免疫系細胞の中枢移行 末梢神経損傷により脊髄内浸潤する免疫系細胞と神経障害性疼痛の関わり—TRPM2チャネルの役割.日薬理誌2013:142:215-220
4)柳川芳毅,他:免疫系と神経系をつなぐ分子—免疫系と神経系で働く新しい分子機構.日薬理誌2013:141:27-31
5)Moseley GL, et al:Fifteen years of explaining pain:the past, present, and future. J Pain 2015;16:807-813
6)Sahrmann SA(著),竹井 仁,他(監訳):続 運動機能障害症候群のマネジメント—頸椎・胸椎・肘・手・膝・足.pp44-59,医歯薬出版,2013
掲載誌情報