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特集 運動器理学療法をどう捉えるか—統合的戦略で自らの思考の枠を乗り越える
感覚情報と運動機能
著者: 鈴東伸洋1
所属機関: 1クオラリハビリテーション病院
ページ範囲:P.1082 - P.1086
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●運動やそのバランスの評価を行う際,どの感覚モダリティが脳内の身体認知に影響しているのかを考えることが重要である
●身体図式は,運動プログラムの生成において重要な役割を果たす
●理学療法では,適切な固有感覚入力を意識し,段階を踏んで hands-on,hands-offを行うことが重要である
●運動やそのバランスの評価を行う際,どの感覚モダリティが脳内の身体認知に影響しているのかを考えることが重要である
●身体図式は,運動プログラムの生成において重要な役割を果たす
●理学療法では,適切な固有感覚入力を意識し,段階を踏んで hands-on,hands-offを行うことが重要である
参考文献
1)鈴木恒彦,他(編):脳卒中の臨床神経リハビリテーション—理論と実践.pp69-70,市村出版,2016
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