icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル57巻9号

2023年09月発行

文献概要

連載 インシデント,ヒヤリハットから学ぼう・第3回

歩行に関連した転倒のインシデント—回復期リハビリテーション病棟における理学療法場面を中心に

著者: 三浦創1

所属機関: 1医療法人社団輝生会船橋市立リハビリテーション病院

ページ範囲:P.1103 - P.1106

文献購入ページに移動
はじめに

 われわれ理学療法士にとって,理学療法中の転倒を防ぐことは,重要なリスク管理の一つである.転倒は患者に外傷のみならず,恐怖心に伴う活動制限をもたらす可能性があり1),活動を拡大していく場である回復期リハビリテーション病棟では,最大限防止に努める必要がある.本稿では,回復期リハビリテーション病棟において実際に発生した理学療法中の歩行に関連する転倒の事例を取り上げながら,理学療法中の転倒に対するリスク管理について述べる.

参考文献

1)Legters K:Fears of faling. Phys Ther 2002;82:264-272
2)吉村成和,他:健常人における膝折れ状態の検討.運動生理1993;8:85-90
3)郭 丹,他:腰痛予防を考慮した介護技術の検討(その1)—介護現場で実践されている介護技術の分析.植草学園短大紀2016;17:1-10
4)伊藤慎英,他:ロボットリハビリテーションの研究に役立つ最新の評価機器—動作・歩行解析を中心に.関節外科2018;37:448-454
5)井上靖悟,他:リハビリテーション病院の新人理学療法士に対する転倒予防教育プログラム.日転倒予会誌2017;3:47-54

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?