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連載 とびら
小児理学療法40年—原点は人生の強み
著者: 小玉美津子1
所属機関: 1神奈川県立小田原支援学校
ページ範囲:P.11 - P.11
文献購入ページに移動当時は,“脳性麻痺児を正常化する”というボバース・ボイタ法が小児理学療法の主流の時代でした.そのような中,新人研修で成人の施設に1週間宿泊で体験する機会がありました.あの痛ましい事件があった津久井やまゆり園です.重度知的障害,行動障害,寝たきりの脳性麻痺と今まで見たことのない世界に衝撃を受けたのを覚えています.幼い脳性麻痺の子どもたちの理学療法にかかわるなか,子どもたちがどのように生まれ育ってきたのか? この子たちの将来は? 自然と子どもたちの地域生活に興味をもつようになりました.
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