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書評
—国際医療福祉大学成田病院リハビリテーションセンター(編),角田 亘(責任編集),西田 裕介,森井 和枝,後藤 和也,白砂 寛基,大森 智裕(編集協力)—「PT・OT・STポケットマニュアル」
著者: 庄本康治1
所属機関: 1畿央大学
ページ範囲:P.71 - P.71
文献購入ページに移動 本書『PT・OT・STポケットマニュアル』が発刊されました.ポケットに収まるサイズでありながら広範囲を網羅,かつわかりやすい内容になっています.
Ⅰ章の「リハビリテ—ション・プロフェッショナルとしての常識」では,プロフェッショナルとしてのあり方,認知・非認知能力の重要性,診療記録,キャリアパスへの示唆まで論述されています.まさに,新人セラピストが最初に目を通すべき内容だと感じましたし,診療参加型臨床実習に参加中の学生が熟読すべき内容であるとも思いました.Ⅱ章「リハビリテ—ション医療の基礎知識」では,ICF,病期ごとのリハビリテ—ション,リスク管理,診療報酬システムなどについて論述されています.Ⅲ章「リハビリテ—ション評価の基本」では,問診と面接から広範囲の基本的評価について論述されていますが,図表や画像所見も豊富で,大変わかりやすくなっています.Ⅳ章「リハビリテ—ション治療の基本」では,関節可動域訓練やポジショニングなどのベーシックな治療はもちろんですが,エビデンスに基づく最新治療についても簡単に紹介されていて,本書から論文や書籍などの検索に進むことも可能でしょう.Ⅴ章「疾患ごとのリハビリテ—ション診療」では,さまざまな疾患に対する推奨治療が多くの図表を使用してコンパクトに論述されています.Ⅵ章「重要評価スケール」では,代表的評価方法がコンパクトにまとめられています.
Ⅰ章の「リハビリテ—ション・プロフェッショナルとしての常識」では,プロフェッショナルとしてのあり方,認知・非認知能力の重要性,診療記録,キャリアパスへの示唆まで論述されています.まさに,新人セラピストが最初に目を通すべき内容だと感じましたし,診療参加型臨床実習に参加中の学生が熟読すべき内容であるとも思いました.Ⅱ章「リハビリテ—ション医療の基礎知識」では,ICF,病期ごとのリハビリテ—ション,リスク管理,診療報酬システムなどについて論述されています.Ⅲ章「リハビリテ—ション評価の基本」では,問診と面接から広範囲の基本的評価について論述されていますが,図表や画像所見も豊富で,大変わかりやすくなっています.Ⅳ章「リハビリテ—ション治療の基本」では,関節可動域訓練やポジショニングなどのベーシックな治療はもちろんですが,エビデンスに基づく最新治療についても簡単に紹介されていて,本書から論文や書籍などの検索に進むことも可能でしょう.Ⅴ章「疾患ごとのリハビリテ—ション診療」では,さまざまな疾患に対する推奨治療が多くの図表を使用してコンパクトに論述されています.Ⅵ章「重要評価スケール」では,代表的評価方法がコンパクトにまとめられています.
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