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連載 私のターニングポイント・第48回
脳卒中理学療法トップランナーとの邂逅が,私にもたらした現状打破
著者: 五月女宗史1
所属機関: 1社会医療法人中山会宇都宮記念病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.85 - P.85
文献購入ページに移動しかし,2016年に仙台で行われた脳卒中理学療法の研修で,阿部浩明先生(福島県立医科大学)と吉尾雅春先生(千里リハビリテーション病院)の講演が,そんな私を一変させます.脳卒中は脳のシステム障害であり,脳画像所見から障害を適切に評価すること,重度麻痺患者に対して長下肢装具を積極的に使用し歩行へと展開させること,などの内容は学生時代と臨床で学んだ経験とはまったく異なり,驚愕し,まさに雷に打たれたような衝撃でした.自らの膨大なデータを駆使し,科学的根拠をもって論理的に話をされており,こんなにもすごい理学療法士が存在していること,そして真摯に理学療法に向き合う姿勢,患者さんをよくしようと尽力する強い矜持を感じました.
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