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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻1号

2024年01月発行

文献概要

プラクティカル・メモ

安価な器具—小型デジタルスケールを用いた筋力測定の工夫

著者: 坂口翔平1 渡邉英夫1 坂田修治1 平山史朗1

所属機関: 1社会保険大牟田天領病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.103 - P.105

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はじめに

 臨床上,筋力評価は理学療法の基本的評価であり,そのための客観的筋力測定に際しては,ハンドヘルドダイナモメーター(hand held dynamometer:HHD)の使用が適当と考えられ,器具も複数市販されている.HHDについては測定肢位と測定方法がまだ標準化されていない1)という問題点はあるが,日常の診療で客観的な筋力測定をしたい場面は多い.

 松葉ら2)がHHDの小型デジタルスケール(小型digital scale:小型DS)を用いた健常成人での上肢の測定で,良好な信頼性および妥当性を報告しており,筆者らはその測定理論を下肢筋力測定にも応用している.現状での筆者らの経験では,筋力測定が手軽に短時間で行えて,ある程度の筋力までは理学療法士1人でも測定が可能なので紹介する.

参考文献

1)Avers D, et al(著),津山直一,他(訳):新・徒手筋力検査法,原著第10版.pp418-420,協同医書出版社,2020
2)松葉真一,他:手の筋力評価に小型デジタルスケール応用の試み.OTジャーナル2020;54:287-294
3)松葉幸典,他:円筒物把持力測定に小型デジタルスケール応用の試み.OTジャーナル2021;55:401-407

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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