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プラクティカル・メモ
安価な器具—小型デジタルスケールを用いた筋力測定の工夫
著者: 坂口翔平1 渡邉英夫1 坂田修治1 平山史朗1
所属機関: 1社会保険大牟田天領病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.103 - P.105
文献購入ページに移動臨床上,筋力評価は理学療法の基本的評価であり,そのための客観的筋力測定に際しては,ハンドヘルドダイナモメーター(hand held dynamometer:HHD)の使用が適当と考えられ,器具も複数市販されている.HHDについては測定肢位と測定方法がまだ標準化されていない1)という問題点はあるが,日常の診療で客観的な筋力測定をしたい場面は多い.
松葉ら2)がHHDの小型デジタルスケール(小型digital scale:小型DS)を用いた健常成人での上肢の測定で,良好な信頼性および妥当性を報告しており,筆者らはその測定理論を下肢筋力測定にも応用している.現状での筆者らの経験では,筋力測定が手軽に短時間で行えて,ある程度の筋力までは理学療法士1人でも測定が可能なので紹介する.
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