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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻12号

2024年12月発行

文献概要

連載 臨床実習サブノート 「どれくらい運動させていいかわからない」をどう克服するか・第9回

—神経・筋疾患—パーキンソン病患者に対する歩行練習

著者: 中山恭秀1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座

ページ範囲:P.1393 - P.1397

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 パーキンソン病(Parkinson disease:PD)による歩行障害は,特異的姿勢変化の影響を受ける歩容とすくみ足です.医学的情報や機能評価,能力評価をもとに理学療法による改善を検討します.特異的姿勢変化とは,PDの4大徴候である筋固縮症状,無動症状による姿勢の変化です.そして,すくみ足はフローズンゲイト(frozen gait)であり,日常生活における動作困難や転倒,不活動に関与します.臨床の流れをイメージして,それぞれを捉えてみましょう.

参考文献

1)中山恭秀:パーキンソン病の理学療法.中山恭秀(編):Crosslink理学療法学テキスト.神経障害理学療法学Ⅱ—神経筋障害.p36,メジカルビュー社,2019
2)中山恭秀:着座動作時にすくみ足があるケース.市橋則明(編):理学療法プログラムデザインⅤ神経系・内部障害編.pp178-180,文光堂,2022
3)池添冬芽:すくみ足により歩行開始困難なケース.市橋則明(編):理学療法プログラムデザインⅤ神経系・内部障害編.pp175-177,文光堂,2022
4)McGinley JL, Nakayama Y:Exercise for people with Parkinson's disease:updates and future considerations. Phys Ther Res 2024;27:67-75

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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