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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル58巻2号

2024年02月発行

文献概要

連載 今月の深めたい理学療法周辺用語・第2回

ナッジ理論

著者: 小野裕介1

所属機関: 1茨城県立医療大学付属病院理学療法科

ページ範囲:P.224 - P.225

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ナッジとは

 ナッジとは,「自由には行動できます.しかし,できればよりよい,あなたのためになることを選びやすくさせてあげましょう」という考え方1)に基づく,さまざまな工夫のことです.例えば,ビュッフェ方式のレストランにおいて,野菜や果物などの健康的な食べ物をほかの料理よりも先に,あるいは目につきやすい,取りやすい場所に置くことによって,健康的な食の選択や摂取につなげる2)といった,本人や社会にとってよりよい選択を促進するのための工夫のことです.

参考文献

1)大竹文雄:あなたを変える行動経済学—よりよい意思決定・行動をめざして.p161,東京書籍,2022
2)村山洋史,他(編著):ナッジ×ヘルスリテラシー—ヘルスプロモーションの新たな潮流.p79,大修館書店,2022
3)リチャード・セイラー,他(著),遠藤真美(訳):NUDGE実践 行動経済学 完全版.p30,日経BP,2022
4)リチャード・セイラー,他(著),遠藤真美(訳):NUDGE実践 行動経済学 完全版.p27,日経BP,2022
5)村山洋史,他(編著):ナッジ×ヘルスリテラシー—ヘルスプロモーションの新たな潮流.pp80-81,大修館書店,2022
6)大竹文雄:はじめに.大竹文雄,他(編著):医療現場の行動経済学—すれ違う医者と患者.pvi,東洋経済新報社,2018
7)小川朝生:どうすれば高齢患者に適切な意思決定支援ができるのか.大竹文雄,他(編著):医療現場の行動経済学—すれ違う医者と患者.p182,東洋経済新報社,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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